CKから先制し、浦和が1点リード
キックオフの予定時間になっても独特の蒸し暑さが、肌にまとわりつく鳴門・大塚スポーツパークポカリスウェットスタジアム。午後7時4分に戦いの火ぶたは切られた。戦前の予想通り徳島ヴォルティスの布陣は、浦和レッズに合わせてくるように3−4−2−1のフォーメーションだ。
開始1分、右サイドでCKを得るが得点には至らない。その後も最後尾からボールを回し相手のスキを見つけてはサイド深くに縦パスを通していく。徳島の反撃は前半10分だった。左サイドから村松大輔がクロスを入れると、ペナルティーエリア中央で競ってこぼれたボールに濱田武が強烈なミドルシュートを打つもバーを越していった。
試合が動いたのは、前半14分のことだ。反則で得たFKを柏木陽介がゴール前に送るとファーから突っ込んできた槙野智章が滑り込むように足に合わせ先制をする。1分後には興梠慎三から柏木とゴールマウスの前でビッグチャンスを得たが得点にはつながらなかった。1人1人の守備意識が高いことを示すよう徳島がボールを持っても浦和は慌てることなく、守備での対応をみせる。
ここから浦和のCKは続いていくのだが、前半28分のCKの流れから徳島のカウンターも、平川忠亮の絶妙な読みで不発にした。同34分にもCKのこぼれから衛藤裕が中盤で持ち上がり、GK西川周作の位置を確認すると約45メートルのロングシュートを放つが、わずかにゴールマウスの上をそれていった。
前半40分にもCKから中央で槙野が合わせるが、相手GKが右腕一本で防ぐ。前半からノリに乗っている槙野はボールを呼び込むとドリブルで進みシュートを打つもサイドネット。追加点は槙野から生まれる気配が漂っている。
浦和の攻撃、守備、切り替えの部分は悪くない。試合を楽に進めていくためにも早い時間での追加点が求められる。
※「ハーフタイムダイジェスト」「試合ダイジェスト」は現地取材中の番記者からの速報記事を掲載したものです。得点者などの記録は変更される場合がございますので、「試合詳細」などをご確認ください。
※番記者による試合レビュー「今日のポイント」は、監督・選手への取材終了後に掲載されます。掲載は試合終了から3時間後となります。(取材・通信環境の都合などにより、多少の変動あり)
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