平川忠亮が流れを変えた!
キックオフ前の静かな埼スタを豪雨が襲った。J1第15節はW杯による中断期間明け最初の試合。第2の開幕戦に備え、チームは6月に静岡・清水キャンプを組み、調整を進めてきた。約2カ月間の練習の成果を発揮する時。18時、キックオフの笛が鳴った。
ここまでリーグ戦3得点にとどまっていた興梠慎三が1トップとして起用された。シャドーには柏木陽介と梅崎司が入り、李忠成はベンチスタート。前半戦の終盤は負傷で戦列離脱していた宇賀神友弥がリーグ戦のピッチに戻ってきた。対するアルビレックス新潟の田中達也はベンチスタート。
開始3分、中盤からの持ち上がりを生かし、前線の興梠でボールを収め、左へ攻撃を展開。このプレーで興梠がピッチに倒れる。
7分、ベンチが慌ただしく動き始め、李がユニフォーム姿へ。立ち上がりの接触プレーで興梠にアクシデントが起こっていたようだ。一度はプレーを続行した興梠だが、万全な状態で動けず、無念の交代へ。8分、興梠に代わり、李がピッチに立った。期待された1トップ・興梠の、開始早々の離脱に嫌な雰囲気が流れる。
16分、中盤でボールを奪われ、新潟に自陣へ進入されるも素早くカットし、攻撃へ展開。
16分、ボールを持った平川忠亮がスピードに乗った力強いドリブルで駆け上がり、クロス。ボールは浦和には合わなかったが、相手DFのクリアがゴールネットを揺らし、オウンゴール。運をも味方にし、浦和レッズが先制。
埼スタ上空は明るくなるものの、依然として激しい雨は降り続く。きょうの浦和は、ボールを奪ってからの攻撃の切り替えがスピーディー。28分、左の宇賀神から右ペナルティエリア内の李へパスが渡るもシュートは枠外へ。
33分、バックパスを受けた、GK西川周作からの前線へのキックが相手ボールとなってゴール前に抜け出されるも、FWとGKの一対一の場面で勝利したのは西川。前に出ることで相手のシュートのタイミングを限定し、ブロック。「Nice Save」がオーロラビジョンへ映し出された。
アディショナルタイムは1分。前半は1−0で浦和リード。大事なのは追加点を奪い、浦和にとって楽な試合運びをすること。好機はあるだけに、あとは決定力だ。
※「ハーフタイムダイジェスト」「試合ダイジェスト」は現地取材中の番記者からの速報記事を掲載したものです。得点者などの記録は変更される場合がございますので、「試合詳細」などをご確認ください。
※番記者による試合レビュー「今日のポイント」は、監督・選手への取材終了後に掲載されます。掲載は試合終了から3時間後となります。(取材・通信環境の都合などにより、多少の変動あり)

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