後半アディショナルタイム、無念の失点
前半と同様に、後半も立ち上がりに作ったチャンスを浦和レッズは生かせなかった。
47分、青木拓矢など複数の選手がシュートを狙ったが、ブロックされ、最後に放った李忠成のシュートは大きく枠を外れた。51分、阿部勇樹にイエローカード。累積3枚目となる。54分、サガン鳥栖の波状攻撃を受ける。58分には鳥栖の左からのスローインで好機を作られ、西川周作は至近距離から狙われるが、シュートをがっちりと懐に収めてゴールを守った。
ベンチが動く。65分、シャドーの梅崎司に代えてマルシオリシャルデスを投入。同時に、右の平川忠亮に代えて関根貴大を投入。左でプレーした宇賀神友弥を右へ、関根は左に位置した。67分、右の宇賀神からロングボールが前線へ。李が受けて突破を図ると、鳥栖DF菊地直哉が李を倒し、扇谷健司主審は一発退場を示すレッドカードを提示。そして、浦和にはPKが与えられた。
PKのキッカーは、キャプテンの阿部勇樹が務めた。69分、きっちりと左すみにシュートを決め、浦和が貴重な先制点を手にした。阿部のガッツポーズが、より今節の1点の大きさを感じさせた。相手の退場で数的優位に立つも、前線に豊田陽平を置く鳥栖には大きなダメージはなかった。苦しい場面は続く。残り時間は10分強。槙野智章と西川が鼓舞しあい、試合の進め方を確認する。
83分、宇賀神を下げ、永田充を投入。84分、後半立ち上がり同様にペナルティエリア内でシュートを繰り返すが、決め切れない。直後に相手にゴール前のFKを与え、肝を冷やした。数的優位に立っているとは思えない試合展開が続いた。
最後は、アディショナルタイムにCKを与えると、これを途中出場の鳥栖DF小林久晃に決められ、浦和は無念の同点に。今季の優勝争いは最終節に持ち越し。浦和はホーム・埼玉スタジアム2○○2に戻り、名古屋グランパスと対戦する。
※「ハーフタイムダイジェスト」「試合ダイジェスト」は現地取材中の番記者からの速報記事を掲載したものです。得点者などの記録は変更される場合がございますので、「試合詳細」などをご確認ください。
※番記者による試合レビュー「今日のポイント」は、監督・選手への取材終了後に掲載されます。掲載は試合終了から3時間後となります。(取材・通信環境の都合などにより、多少の変動あり)
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