途中出場の李忠成が値千金、同点弾で勝点1を上積み
前半を終え、0−1で鹿島アントラーズがリード。好機を生かせずにいた浦和レッズは、鹿島にスペースを使われ、38分に得点を許した。ハードワークを要する試合だと誰もが理解していた一戦だが、一瞬のスキが命取りとなった。この失点は後半、浦和に重くのしかかった。
ハーフタイムでの交代はなかった。後半、ボール保持率を高め、試合の主導権を握ったのは鹿島。浦和は、速攻を狙うしかできない。55分、ベンチが動き、関根貴大に代わり、関口訓充が投入された。59分にはマルシオリシャルデスを下げ、李忠成を投入した。
63分、中央で柏木陽介がキープ。阿部勇樹へとたくし、シュート。これを鹿島GK曽ヶ端準ははじいたが、こぼれ球に途中出場の李がつめて、ゴールマウスをとらえた。監督の期待に応えた同点弾。浦和、これで息を吹き返すか。
69分、右エリアで柏木が縦パスを選択。スペースに関口が走り込み、ゴール前へクロスボールをあげた。これは鹿島DF山本脩斗が体を張り、守りきられた。77分、連係から抜け出した青木拓矢がシュートを打つが、枠をとらえず。79分にも柏木と李で好機を作ったが、生かせなかった。
県立カシマサッカースタジアムは26566人を記録。両サポーターも声を止めない。84分、鹿島MF小笠原満男から途中出場のMFジョルジワグネルとつながれ、クロスボールに対するシュートが完璧に放たれたが、西川周作が防ぎ、大ピンチから脱した。
アディショナルタイムは5分。90分+3に得た左CK。キッカーは柏木。これは鹿島も粘り、クリアされた。キャプテンの阿部勇樹が中央で手をたたき、鼓舞する。最後は鹿島ボールとなるが、試合終了の笛が鳴った。鹿島との対戦は1−1、引き分けに終わり、浦和は勝点1を積み重ねた。2位のガンバ大阪はFC東京に勝利し、勝点は3差となった。
※「ハーフタイムダイジェスト」「試合ダイジェスト」は現地取材中の番記者からの速報記事を掲載したものです。得点者などの記録は変更される場合がございますので、「試合詳細」などをご確認ください。
※番記者による試合レビュー「今日のポイント」は、監督・選手への取材終了後に掲載されます。掲載は試合終了から3時間後となります。(取材・通信環境の都合などにより、多少の変動あり)

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