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REDSニュース|被災地の子どもたち175名とサッカー交流で笑顔。浦和、札幌の選手たちが合同で復興支援活動|レッズプレス!!

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被災地の子どもたち175名とサッカー交流で笑顔。浦和、札幌の選手たちが合同で復興支援活動


11日、浦和と札幌が合同で「TEAM AS ONE 北海道胆振東部地震サッカー交流」を宮の沢サッカー場で開催した。前日に明治安田J1第32節を戦った両チームの選手たちが一同に集い、小学生の子どもたちと天然芝のピッチで1時間強にわたりボールを蹴った。


今回の企画は、10月に選手やスタッフが街頭に立って実施した浦和の「北海道胆振東部地震義援金活動」が発端。「落ち着いたタイミングで、現地で実際に活動できないか」(柏木陽介)と今回の企画を浦和側が札幌側に提案し、実現した。「レッズに限らず、多くのチームから復興支援の義援金をいただいた。そして今回、レッズさんからの提案でこういう形で交流してイベントできるのは非常に有意義なこと」と札幌の都倉賢。当日は、被災地に暮らす175名のサッカー少年・少女が集い、浦和側16名、札幌側25名の選手たちがボールを通じて交流を図った。約1,700名のサポーターらがスタンドに集い、現地メディアを中心に報道陣も集結。非常に大掛かりなイベントとなった。




(加賀選手の遠い親戚という少年がいた!)

10時、両チームの選手たちがグラウンドに顔を見せると、子どもたちはそれを拍手で迎え入れる。少し緊張気味だった子どもたちを「楽しくサッカーができたら。笑顔でやれたらと思います!」と柏木が盛り上げた。175名を16グループに分け、それぞれに浦和の選手と札幌の選手がついて、フラフープやボールを使ったウォーミングアップや、ミニゲームで体を動かしていく。槙野智章や森脇良太がテンション高く子どもたちに話しかけ、阿部勇樹らも笑顔いっぱいだ。サッカーで触れ合ったあとは、選手たちからサインやグッズをプレゼント。記念写真撮影などを行い、イベントは大団円を迎えた。



 「貴重な体験をありがとうございました!」「プロの選手たちとサッカーできたのが楽しかった!」とは子どもたちの声。槙野智章は「みんなの目標や夢をつかむチャンスはここに転がっている。それをつかめるかはみんな次第だと思う。みんなの頑張り次第で、こちら側に立つことができる。何年後か、一緒にプレーできることを楽しみにしています」と熱かった。


イベント終了後、取材陣に対応した柏木主将は「札幌さんが快く受け入れてくれて実現した。子どもたちの笑顔が見れてよかった。この活動をできるだけ続けたい。こういうことをやれたことは、スポーツをやっていてよかったと思えた瞬間だった」と述べ、槙野は「こうしてライバルチームや他チームとも交流して、サッカーの素晴らしさを伝え、それが復興支援につながればいい。大事なのは帰ってから。元気や勇気を与えるプレーをするとともに、こうした活動を続けていきたい」と話した。尚、浦和からは4,887,088円の義援金が札幌に渡され、その後日本赤十字社をとおして被災地の復興支援に充てられるという。





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