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REDSニュース|[代表]カンボジアに3−0で2次予選初勝利|レッズプレス!!

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[代表]カンボジアに3−0で2次予選初勝利

9月3日(木)、埼玉スタジアム2○○2で、日本代表は2018FIFAワールドカップ・ロシア大会アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019予選のカンボジア代表戦に臨んだ。

日本は初戦のシンガポール代表との初戦で0−0と痛恨のスコアレスドローに終わっており、この試合では勝利が求められていた。しかし、5万4716人のサポーターが見つめる中、フィールドプレーヤー全員が自陣に引くカンボジア代表を前に、パスがつながらず、苦戦する。

その嫌な空気を切り裂いたのは、28分、本田圭佑の左足だった。強烈なシュートがゴールネットに突き刺さると、直後には香川真司にもビッグチャンスが訪れたが、これはGK正面…。少々物足りなさを感じながらも、1−0で前半を終えた。

後半に入ると、50分に吉田麻也がミドルシュートを決めてリードを2点に広げる。さらに61分にはペナルティエリア内での混戦から、最後に香川真司がこぼれ球を押し込み、3−0とした。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、65分に宇佐美貴史、78分に浦和レッズから招集されている興梠慎三、そして83分に原口元気(元浦和レッズ)を投入する。

試合後に興梠が振り返ったように、パサーがベンチへ下がり、ドリブラーが増えたことで、興梠が前線でボールを収めてチャンスメイクにまわったが、追加点を奪えず、3−0のスコアのまま、日本が今予選勝利を飾った。

興梠と同じく浦和から招集されているGK西川周作は先発出場。大部分の時間帯で試合が相手自陣で進んだこともあり、西川は常に高い位置を保ち、最終ラインを後方から支えた。

シュートらしいシュートを受けたのは1度のみだったが、それでもリスクマネジメントは怠らず、ストレッチを入れながら、いつでも体を動せる準備はできていた。

《西川周作》
チームが勝つことが大事。ホームでしっかりと勝つことができて良かった。内容はこれからも改善されていくチームだと思うし、より良いサッカーをして、結果を出せるように、みんなでその意識を持っていきたい。

SBが上がったり、下がったり、バランスをとることで、ボールは回ると思う。(今日は)SBがうまくバランスをとりながらも、リスクを負って上がって攻めるという場面が何回かあった。リスクを負う時は負って、そのときは、後ろがどっしりと構えていればいいと思う。

(守る機会はほとんどなかったことについて)声を出し、集中して、試合に入れていたので、ボールが来ても危ない場面はなかった。

相手の1トップに対しては(吉田)麻也か森重(真人)を行かせた。1人カバーがいれば、後ろにきたボールに対しては自分が行こうと思ったので、できるだけ高くラインを保ちながらプレーさせた。その方がDFの声も通るし。

攻めているときのリスクマネジメントについては、90分間を通して声をかけ続けた。

埼スタでプレーできてうれしかった。たくさんの方が来てくれて、たくさん僕の名前を呼んでくれた。また、ここでやりたいなと思った。

《興梠慎三》
スペースがなかったので、チャンスがあるとしたら、サイドからかなと思っていたから、クロスに対応するように心掛けていた。それでも難しかったが。

もっと相手が前に出てくればスペースは空いただろうが、難しかった。

自分はパサーがいてこそ生きるが、ドリブラーの宇佐美がいて、(原口)元気がいて、という感じだったので、あまりボールが出てこないかなと思った。とりあえず自分が動くことで、元気や宇佐美が入ってくるスペースを空けてあげようと思った。

(W杯予選への出場について)緊張感がある。その大事な試合に出場できるのはうれしいこと。結果が求められるので、得点という形で結果を残したかった。次にチャンスがあれば、そのときこそ点を取りにいきたい。

これだけ引かれた相手に3点。1点を取られてもなかなか前に出てこない相手から3点を取った。もっと決定機はあったが、シンガポール戦に比べれば…、あの試合ではあれだけチャンスがありながら決められなかった。今回は3点を挙げたので、成長したのかなと思う。

《原口元気》
ボールを受けて、ドリブルしていこうと思っていた。

(出場時間について)ちょっと短かったけれど、チャンスはあった。今、自分に与えられている時間は7分だが、そこで結果を残さないと、この数字も伸びていかない。次の試合に気持ちを切り替え、そこで結果を残したい。

(右での出場について)問題ない。左足でもシュートを打てるし。(ドイツへ渡り)バリエーションは増えている。ただ、何かひとつ(仕事が)したかった。

3−0になってから出場したが、(交代選手の)誰か1人は得点したかった。チャンスはそれぞれにあったので、決めないと。次にまたチャンスがもらえれば、(時間が)短くても長くても、点を取りたい。それが一番のアピールになると思うし、チームのためになるから。

(「レッズプレス!!」のこぼれ話でも紹介したとおり、入籍したことを元チームメートがニュースで知ったことについては)マキ(槙野智章)に怒られた(苦笑)。さっき、会って。(報告なんて)恥ずかしいからね、ちょっと。頑張ります。

2018FIFAワールドカップ・ロシア大会アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019予選 カンボジア代表戦
日時:9月3日(木)19:26キックオフ
会場:埼玉スタジアム2○○2(埼玉県)
試合終了:3−0(前半1−0)勝利
観客数:5万4716人
主審:キム ヒゴン
副審:ユン ガンヨル・パク サンジュン
第4の審判員:タイエブ ハサン シャムスッザマン

日本代表
監督:ヴァイッド ハリルホジッチ

《先発メンバー》
GK:西川周作
DF:酒井宏樹・吉田麻也・森重真人・長友佑都
MF:長谷部誠・山口蛍・香川真司
FW:本田圭佑・岡崎慎司・武藤嘉紀

《SUB》
GK:東口順昭・六反勇治
DF:米倉恒貴・丹羽大輝・丸山祐市・酒井高徳
MF:遠藤航・柴崎岳
FW:原口元気・宇佐美貴史・興梠慎三・永井謙佑

 《交代》
65分 武藤嘉紀→宇佐美貴史
78分 岡崎慎司→興梠慎三
83分 本田圭佑→原口元気

カンボジア代表
監督:イ・デフン

《先発メンバー》
GK:ソウ ヤティー
DF:チン チョウン・サイ ピセット・セウイ ビサル・ソック ソワン・ルス サム ウン
MF:ティト ディナ・ビン チャンタチェアリー・ソス スハナ・クチ ソクンペアク
FW: クオン ラボラビー

《SUB》
GK:ホン ペン・ブラック モニピルン
DF:スン ソワンリティー
MF:チュン ソティアラット・チャン ワタナカ
FW:ネン ソティアロット・サム ウン ピドー・ヌブ トラ・ケオ ソクペン・コック ボリス

《交代》
44分 ルス サム ウン→スン ソワンリティー
63分 ティト ディナ→サム ウン ピドー
89分 クオン ラボラビー→ケオ ソクペン

□得点□
28分 本田圭佑(日本)
50分 吉田麻也(日本)
61分 香川真司(日本)

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