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[代表]2次予選初戦はスコアレスドロー

2018年にロシアで開催されるFIFAワールドカップに向け、アジア2次予選が開幕した。日本代表の初戦は、シンガポール代表戦。ホーム・埼玉スタジアム2002で行われた試合はスコアレスドローとなり、勝点1の獲得で終わった。浦和レッズから招集されたDF槙野智章は、4バックの左センターバックに位置し、フル出場。元浦和レッズの原口元気は71分から途中出場した。

シュート数は23本だった。前半キックオフから、日本は積極的に相手ゴールに襲いかかった。大方の予想通り、前半は日本がボールを保持し、シュートに持ち込むという一方的な展開になったが、肝心の得点が決まらない。宇佐美貴史、本田圭佑、香川真司と次々に先制点を狙うも、シンガポールGKイズワン マフラドの好セーブが光った。

17分には、キャプテンの長谷部誠が自陣中央をドリブル突破。長谷部は右の本田圭佑へのパスを選択。本田は長谷部からの強めのボールにもライン際でしっかりと追いつき、中央にパス。ニアサイドで岡崎慎司が合わせたが、枠を捉えることはできなかった。度重なるシュートも前半は得点につなげられず、0−0でハーフタイムを迎えた。

後半開始早々から、日本は先制点を狙うも決め切れない。55分にはクロスボールに岡崎が合わせたが、またもシンガポールGKに阻まれた。61分、指揮官は香川を下げて、大迫勇也を投入。67分、右CKから本田がヘディングシュートをぴたりと合わせたが、ゴールならず。

71分、ベンチは2人目の交代に動き、柴崎岳から原口へ。原口が埼スタのピッチに立ち、スタンドから大きな拍手が送られた。すぐにFKを獲得。72分、ゴール中央からのFKに本田が直接狙ったがゴールマウスに嫌われ、こぼれ球はGK正面。たまらず、78分、宇佐美に代わり、武藤嘉紀が投入された。

0−0の戦いが続く。88分、中央での原口のドリブルから本田へパスをつなぎ、シュート。アディショナルタイム4分を経過しても、スコアは動くことなく、ワールドカップアジア2次予選の初戦は、引き分けスタートとなった。

《槙野智章》
いつかは点が入るだろうと思っていた。個人的にもチャンスがあったし、1人1人に決めきるチャンスはあった。監督も言っていたが、やるべきことはやったので下を向く必要はないし、きょう感じたことは、1人1人が改善すべく、次に向けて準備できればと思う。

相手が引いて守ることは想定内。自分たちの攻撃のバリエーションが、前半から少なかったかなと思う。「たら」「れば」になってしまうが、サイドから行くなど、ひと工夫、ふた工夫が必要だったかな。決定機の数は多かったし、相手GKを褒めなければというシーンもあった。

試合が始まる前、監督から言われたのは相手の19番(ハイルル)にボールが入った時につぶすことと、できるだけゴール前でファールをしないこと。これを僕と吉田麻也は監督から言われていた。決定機的なピンチはなかったので、全体的な前線からの守備は評価できるが、きょうは、最後の決めるべき時に決める精度のところだと思う。

ロッカールームでの雰囲気は確かにホームだったし、試合内容を見れば勝点3を取らなければいけない内容だと思うが、監督からの言葉を受けて、選手は前を向いているし、ポジティブな掛け声も出ているので、そんなに悲観することはないのかなと思う。

引いた相手に対し、前線の岡崎選手、本田選手、宇佐美選手、プラスして香川選手に対し、後ろからボールを入れることを監督から言われていた。そこにボールを入れることでスイッチが入ると思うが、相手が中央を締めていた分、難しかった。後ろからボールをつなぐだけではなく、どこかでワンタッチのパスと後ろから持ち運んで1人、2人はがすことが、きょうのビルドアップと攻撃の中ではポイントを握ると思っていた。もっとリスクのある縦パスやワンタッチプレーを増やして行かなければいけないかなと思う。あとはボランチや自分たちセンターバックからの遠めのシュートも狙わなければ。いつもよりは入っていなかった。ちょっと各駅停車だった。横、横が多く、そこで縦に入れると相手にとって危険なパス、嫌がるパスになる。

《原口元気》
柴崎岳のポジションに位置したので、ボランチの少し前だった。監督の指示としてはボールを散らしながら、チャンスがあったら前に入って行けというものだった。トップ下での練習はしていたが。戦術自体は頭にあり、ポジションの違いは切り替えたけれど、体現できたかというと難しかった。

バランスを崩すなと言われたが、バランスを崩してでも、サイドにボールを散らした時にサイドへまわり、もう一度ボールを受けることもすれば良かったかなと思うが。

(埼スタに戻ってきたことについては)ピッチに入った瞬間、うれしかった。やってやろうという気持ちになったが、初めてワールドカップ予選に出場し、その難しさを感じたし、前半をベンチから見ていても感じた。1人1人がクラブに帰って、監督が求めることをレベルアップして代表に戻ることが必要だと思う。

2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019予選 シンガポール代表戦
日時:6月16日(火)19:30キックオフ
会場:埼玉スタジアム2002(埼玉県)
試合終了:0−0(前半0−0)
観客数:5万7533人
主審:モハナド サライ
副審:ナジャー アルハマイダー・ムアヤド アリ
第4の審判員:アリ アルカイシ

日本代表
監督:ヴァイッド ハリルホジッチ

《先発メンバー》
GK:川島永嗣
DF:太田宏介・酒井宏樹・槙野智章・吉田麻也
MF:柴崎岳・香川真司・長谷部誠
FW:本田圭佑・岡崎慎司・宇佐美貴史

《SUB》
GK:西川周作・東口順昭
DF:長友佑都・森重真人・丹羽大輝・酒井高徳
MF:谷口彰悟・山口蛍
FW:原口元気・永井謙佑・武藤嘉紀・大迫勇也

《交代》
61分 香川真司→大迫勇也
71分 柴崎岳→原口元気
78分 宇佐美貴史→武藤嘉紀

シンガポール代表
監督:ベルント シュタンゲ

《先発メンバー》
GK:イズワン マフブド
DF:シャイフル エサー・バイハッキ ハイザン・マドゥ モハナ・ハフィズ スジャド・ナズルル ナザリ
MF:ハリッス ハルン・イッズディン シャフィク・ズルファミ アリフィン
FW:ファズルル ナワズ・ハイルル アムリ

《SUB》
GK:ハッサン サニー・ザイフル ニザム
DF:ズルファドリ ザイナル・イスマディ ムフタル
MF:ヤシル ハナピ・ガブリエル クァク・フィルダウス カスマン
FW:イクバル フセイン・シャハリル イシャク・ハイルル ニザム

《交代》
80分 バイハッキ ハイザン→ガブリエル クァク
85分 ハイルル アムリ→ハイルル ニザム
90+2分 ファズルル ナワズ→ヤシル ハナピ

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