猛攻実らず、スコアレスドロー
後半が始まっても、細かい雨はやむことなくピッチに降り注いでいた。
浦和レッズとしては相手の綻びをいち早く見つけ、少ないチャンスをものにしたい。浦和ボールでのキックオフ。後半開始早々から攻撃面で圧力を掛けて行き、勝利への強い意欲が感じられる。
後半5分、マルキーニョスパラナがペナルティーエリア内から低く速めのクロスを入れるが、西川周作が落ち着いて対応する。同9分には甲府の阿部拓馬がシュートが、ゴール前を横切り、守備陣をヒヤッとさせた。
後半11分、李忠成からのパスを受けた興梠慎三がシュートを打つがゴールの枠をそれた。その3分後には、梅崎司の受けたファウルから柏木陽介が左サイドからFKを蹴るも、相手GKにキャッチ。ここも得点には至らなかった。
後半17分に鈴木啓太を下げて青木拓矢を投入。ボール回しに拍車をかける。その直後には柏木のFKを那須大亮が捉えるが、那須の強烈なヘディングはGKの正面となりキャッチされた。チャンスは同21分にも訪れ、こぼれ球を拾った槙野智章が強烈なミドルシュートを打つがクロスバーにはじかれてしまった。
ヴァンフォーレ甲府はさらに守備に重きを置き、中盤3枚のブロックを4枚に増やした。これをどうしてもこじ開けたい浦和は、後半27分に梅崎を下げて関口訓充を投入する。甲府の左サイドで激しさを増す攻防は浦和に対し流れを傾けて行く。槙野がドリブルで運びペナルティーエリア内で倒されるが、無情にもホイッスルは鳴らなかった。
後半31分に関口が深く切れ込み、クロスを上げ、李が頭で合わせるが相手GKが防ぐ。甲府のCKから、浦和がカウンターでゴール前に迫ったが惜しくも相手の守備陣にクリアされてしまった。浦和は最後のカードを切る。平川忠亮を下げてマルシオリシャルデスを投入し、さらに攻撃へと拍車をかける。
ラスト5分。ここからは我慢の時間だ。ペナルティーエリア左、約30メートルのマルシオのFKは相手GKがキャッチ。甲府も最後の最後で粘りを見せゴール前に固い城壁を築く。後半のアディショナルタイムは4分と掲示される。その後、クリスティアーノが左サイドを抜け出し、強烈なシュートを放つが、わずかにゴールからそれた。
浦和は猛攻を仕掛けたが実らず、スコアレスドローで試合は終了した。
※「ハーフタイムダイジェスト」「試合ダイジェスト」は現地取材中の番記者からの速報記事を掲載したものです。得点者などの記録は変更される場合がございますので、「試合詳細」などをご確認ください。
※番記者による試合レビュー「今日のポイント」は、監督・選手への取材終了後に掲載されます。掲載は試合終了から3時間後となります。(取材・通信環境の都合などにより、多少の変動あり)

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