(佐藤亮太)
左利きの大型DFがついに姿を現した。
ノルウェー1部FKボーデ/グリムトより完全移籍で加入することをクラブ間で合意したDFマリウス・ホイブラーテン(27歳)のオンライン加入会見が開かれた。
「この浦和レッズでプレーできることを光栄に思う。この機会をしっかり楽しみながら、自分のスキルでチームを助けたい」とマリウスの第一声。
一体、どんな選手なのか。
土田尚史スポーツダイレクターは「高い身体能力を備え、スピードがあり、対人に強く、広いエリアをカバーできる能力に長けた左利きの選手。足元の技術が高く、安定したビルドアップなど攻撃面での貢献に期待している」と説明。攻守両面での活躍が見られそうだ。
これまでマリウスはノルウェー国内のみのプレーだった。
そのため、今回が初めての海外移籍。
その挑戦の先をヨーロッパではなく、日本を選んだ。
「重要なチャレンジ。トライしたい気持ち」
「オファーの話しが来たときなにか違うものを体感できると思った。アジアの国でプレーすることを目標としていた。日本は文化的に素晴らしい。浦和というビッグクラブでプレーすることは難しい決断ではなかった」と経緯を語った。
そのなか浦和行きを後押ししたのはFKボーデ/グリムト時代のチームメイト、キャスパー・ユンカーの存在だった。
「文化、生活面、そして浦和についてすべてがポジティブな話だった。ベストなチョイスだと確信した」
「キャスパーからはいろいろな面でしっかり準備ができており、さまざまな人がオーガナイズされていると言われた。ノルウェーでは自分たちでなにもかもしなければならなかった。キャスパーが言っていた準備の部分、そのオーガナイズの部分で驚くとともに実感している」
「(ユンカーから聞いたが)サポーターの浦和レッズに対する情熱が伝わる。すでにサインを求められたりもした。ファン・サポーターにとって(浦和レッズは)人生そのものであるなと感じた」
さまざまな情報を聞き、浦和行きを決断したことがわかる。
ではマリウス獲得の狙いはなにか。
土田SDは「スコルジャ監督のもと、我々が志向したいサッカーのなか、センターバックに求める要素をすべて兼ね備えた選手と判断した。左利き(のDF選手獲得)はスコルジャ監督のオーダーでもあった」と説明。
クラブは目指すサッカーを実現させるための狙いを持った選手獲得を行い、かつ獲得が成立したといえる。
あとは実際、どのようなプレーを見せてくれるのか。
「一番の強みはゲームの流れを読みプレーすること。カバーリングや対人のところなどノルウェーでの経験を表現したい」とマリウス。
今回の加入でアレクサンダー・ショルツ、犬飼智也、知念哲矢、岩波拓也とセンターバックのレギュラー争いは激化になることは必至。
スコルジャ監督はどのような基準でどの選手を起用するのか、見守りたい。
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