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REDSニュース|【好評発売中】「THE LEGEND 阿部勇樹 1998-2021」エル・ゴラッソ総集編の一部を特別公開|レッズプレス!!

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【好評発売中】「THE LEGEND 阿部勇樹 1998-2021」エル・ゴラッソ総集編の一部を特別公開

1月15日に発売された、
阿部勇樹のキャリアを当時のサッカー新聞エル・ゴラッソ記事でスクラップ調にまとめた一冊。
日本サッカー界の発展に多大な貢献を果たした選手であったことを振り返る永久保存版



千葉時代、レスター時代、代表時代、そして浦和時代が
スクラップ調にまとまっており、それぞれの情景が蘇ります。
特別インタビューも収録。
この永久保存版の一部をレッズプレス読者に限定公開!








2007-2010
赤い最強布陣


ワシントン、ロブソン・ポンテ、三都主アレサンドロ、長谷部誠、山田暢久、鈴木啓太、田中マルクス闘莉王… 。代表選手も多く個性派揃いの浦和に加入すると、すぐさまポリバレントな能力を発揮してさまざまな位置で起用された。ボランチ以外にも最終ライン、サイドでもプレー機会を得ながら、そのどの位置でも高いパフォーマンスを披露したことで、すぐにチームにフィット。背中で語るプレーで、厳しい目を持つ浦和のサポーターからの支持も得た。加入初年度にはACL制覇を果たす。初めて参加した大会で、アジアの列強にも臆することなく戦い抜いてみせた。開催国代表として出場したクラブW杯は3位に。準決勝では欧州王者のA Cミランと対戦し、カカーやセードルフとマッチアップした。長谷部が移籍した08年からは鈴木とともに中盤の底を預かるように。代表でも主力メンバーの一人としてフル稼働を続け、南アフリカW杯後の10年夏、欧州挑戦の扉を開けることになる。




2012-2020
帰還


浦和に復帰した要因の一つに、阿部は「ミシャさんが監督を務めること」を挙げた。かつてイビチャ・オシム監督の下でコーチを務めたミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、すでに広島で実績も残していた。何より、阿部はそのサッカーに興味があった。加入後、主将に就任した阿部は低迷していた浦和を上位に押し上げる。そして16年、ペトロヴィッチ監督待望のタイトルとなるルヴァンカップ優勝を果たした。西川周作、柏木陽介、槙野智章…。“ミシャチルドレン”と呼べる彼らとともに、魅力的な攻撃サッカーを披露した。「30代になっても成長できた」のは、間違いなくミシャの存在があったからこそ。その後、17年夏に就任した堀孝史監督の下では、10年ぶりとなるACL制覇を達成。翌18年には自身初めてとなる天皇杯のタイトルを獲得した。ただ、連続出場を重ねて鉄人と呼ばれた彼もこのころから負傷に悩まされ、出場機会を減らしていく。



2021
有終の美


リカルド・ロドリゲス監督が就任し、大きくサッカーを転換した浦和。阿部は18年から後輩に譲っていた主将を再び拝命し、40歳になる年のシーズンをスタートさせた。出だしは好調だった。開幕戦で得点をマークするなど、リーグ戦5試合連続先発と存在感を示す。ただ、その期間は長く続かない。負傷もあり、コンディションがなかなか整わなかった。柴戸海、平野佑 一、伊藤敦樹といった若手の台頭もあって、夏以降はベンチ外の日々が続く。そして11月14日、彼とともに浦和が初めてACLを制覇したその日に、今季限りでの引退を発表した。しかし、浦和と阿部の日々はこれで終わらなかった。リーグ最終節で出場機会を得ただけでなく、“最後のタイトル”である天皇杯を制覇。「阿部さんにカップを掲げさせたい」。その思いでチームは一つになり、劇的な形で見事にその目標を達成してみせた。12月19日、阿部はチームメートに身を委ねて宙に舞った。16年前、初めてタイトルを獲得した国立競技場で。



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