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REDSニュース|「トライアウトに来た以上、まだやりたい。やれる自信はある」。FW原一樹、2点に絡む活躍|レッズプレス!!

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「トライアウトに来た以上、まだやりたい。やれる自信はある」。FW原一樹、2点に絡む活躍

現役続行を希望するものの、契約満了を受けるなど移籍先のない選手を対象に行われる『2019JPFAトライアウト』が千葉県内で開催された。

きょうのトライアウトには59人の選手が参加。各クラブ関係者、仲介人などが選手のプレーに熱い視線を送った。

そのなか、今回、浦和レッズにゆかりのある選手が参加していた。

カズキといっても長澤ではない。
FW原一樹だ。

11年、清水エスパルスから浦和に加入したFW原(※12年 京都へ期限付き移籍)と言えば、「天皇杯男」の異名を持つストライカー。

浦和在籍後、京都サンガF.C.、ギラヴァンツ北九州、カマタマーレ讃岐を経て、今季、J3ロアッソ熊本でプレー。これまでJ通算328試合に出場。87得点を挙げている。

1本5分・7対7のゲームを終え、今度は30分1本・フルコートの11対11のゲーム。黄色いビブスを着けた原は4−4−2の布陣・右FWで起用。

原は開始40秒でファーストシュートを放つと、前線からのプレスと起点。スペースへのランニングを繰り返した。

初めて編成された急造チーム。せっかくゴール前に走りこんでもオフサイドになるなど、タイミングが合わなかったが、それでもしっかり結果を出すのが原一樹だ。

18分、ゴール中央で受けた原は左サイドに供給。走りこんだ選手がクロス。これをゴール前に待ち構えた選手が頭で合わせて、ゴールを決めた。

さらに1分後、原はペナルティエリア内で相手選手を背負いながら技ありループシュートで追加点。このゲームで原は2点に絡むプレーを見せ、アピールした。

長髪を後ろ手に束ねた風貌も決めきる得点感覚も。そして両腕をぐるぐる振り、片足を大きくあげるなど、余念のないウォームアップも、そして取材対応の良さも当時と変わらなかった。

トライアウトを終えた原は「集まったチームがみなポジティブで、周りの選手を生かすためにみんな何かをしようとしていた。自分も特長を出しながら、うまく機能できた。たしかに衰えている部分はあるが、点を取ることでは長けてきている。トライアウトに来た以上、まだやりたい。やれる自信もある」と話した。

なお、原は家族を養え、サッカーができ、うまくなれるのならばとカテゴリーにこだわらず、移籍先を探すということ。

取材前後ではいくつかのクラブ関係者の接触があり、新天地にむけ、良い一歩が踏み出せたと言えよう。

(佐藤亮太)





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