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REDSニュース|ウーベ・バイン&長谷部誠 両OBがピッチ上で挨拶|レッズプレス!!

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ウーベ・バイン&長谷部誠 両OBがピッチ上で挨拶


浦和レッズOBのウーベ・バインさんと長谷部誠の2人は、キックオフ1時間前のメインピッチに姿を見せた。代表して長谷部がマイクを持ち挨拶。画がとても新鮮に見えたのは、ウーベとの2ショットだからというだけではなく、こうした理由だろう。

長谷部は挨拶の中で「こうやって話させて頂くのも、浦和レッズを出る時、皆さんに挨拶が出来ずに出ていってしまったので、10何年振りかな」と話した。そう、長谷部のドイツ挑戦は、Jリーグシーズンオフの2008年1月のこと。空港では、地元・静岡の恩師や後援会の皆さんを中心に送り出してくれた。

長谷部は挨拶の前に、埼玉スタジアム2〇〇2ボールルームで、アカデミー[ユースチーム/ジュニアユース(Uー13)]の選手たちを前に、自身の経験談や考え方などを直接伝える機会も設けられていた。

今回のプログラムに、長谷場は「先輩、後輩という立場で、みんなに伝えられる場があることは嬉しいし、こうしていつも温かく迎えて下さる浦和レッズに本当に感謝している。僕自身、これまでプロとして長くやってきた中で、みんなに、後輩たちに何か伝えられることがあれば、そして何か感じてくれることがあれば良いなと思って、きょうは話させてもらった」と振り返った。

ともかく楽しそうに過ごしていた長谷部。「(2007シーズンを最後に)僕は浦和レッズを自分勝手に出ていった身なので、これまでいろいろなところで浦和レッズと関わることを自分の中で少し遠慮していた部分はあった。だけどこうして温かく迎えてくださり、後輩たちと触れ合う機会も作ってくださってありがたく思う。自分に出来ることがあれば、これからもさまざまな形で協力できたらな」と正直な胸の内も話していた。

浦和レッズの、それぞれの時代を飾ったレジェンドの登場に、彼ら自身もサポーターもとても嬉しそうだった。今回はドイツ・ブンデスリーガによる立案から始まった共同企画だが、“試合を観るためにスタジアムへ行く”その動機の1つになっても良いと感じる時間だった。

(有賀久子)





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