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REDSニュース|天皇杯は一旦お返し。新国立で再び手にする日まで|レッズプレス!!

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天皇杯は一旦お返し。新国立で再び手にする日まで



5月13日(月)、日本サッカー協会があるJFAハウスのヴァーチャルスタジアムにて、『天皇杯返還式』が行われ、2018年度の第98回天皇杯優勝クラブとして、オズワルド オリヴェイラ監督と宇賀神友弥がチームを代表して臨んだ。

自身、4度目の頂点を狙うオリヴェイラ監督は「(2020年元日まで)取っておいてもらうだけ」と一旦、協会に預けているという認識だと触れ、会場を沸かせた。浦和レッズとしては、今月25日(土)から始まる『天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会』で再び手にすれば、最多となる。

宇賀神は昨年度の決勝で決めたスーパーゴールが印象的だが「(11年連続出場する中で)決勝で、あのような印象に残るようなゴールを決められたのは、自分の人生の中でも貴重な経験ができた。時が止まったかのような瞬間だった」と振り返り、今年度、母校・流通経済大学サッカー部との対戦の可能性が控えることについては、「非常に怖い」と正直な胸の内を口にした。自身も、大学生時代にガンバ大阪相手に戦った経験もあり、ジャイアントキリングを狙う者の気持ちはよく分かる。「(もし、対戦するのが)母校であると、やりにくく、少し恐れている」と苦笑いを浮かべた。

今年度の決勝は、現在建設中の国立競技場が舞台だ。対外試合としてはサッカーの天皇杯がこけら落としとなる。「こんなに素晴らしい機会は絶対にないと思うので、決勝に進出して、このカップを掲げる姿を今から想像している。この大会はトーナメントなので、一戦必勝、1試合ずつ、どんな試合内容だろうとも、勝ち続けなければ優勝はないので、1試合にかける思いを強く持って挑みたい。(優勝回数最多に向けては)自分が浦和レッズでプロサッカー選手としてプレーしている上で歴史に残るような偉業を成し遂げたいと常に思っているし、そのためにチーム一丸となって優勝を目指したいと思っている」と意気込んだ。

ただ、SNSで披露したが、宇賀神が大会ポスターに書いた「一戦必勝」の文字。書道家であり、墨象アーティストの青柳美扇さんの「挑」という文字を避けたとはいえ、余白に対して文字が小さめ。「性格が出ちゃったな」と要らぬ汗をかいていた。

一方のオリヴェイラ監督は堂々とした文字。「私自身、天皇杯を3度獲っているが、これで十分だとは思っていない。4度目のタイトルを獲りたいし、特に新国立競技場で決勝が開催されるということで、その気持ちがさらに高まっている。(ポルトガル語で)また勝ち獲りたいということを書いたのだが、ここを見てもらいたい。ビックリマークを4つ書いてあるのだよ。(優勝回数最多に向けては)記録を作る、先駆者になり、歴史を作るということはどのクラブに取っても望んでいることだと思う。伝統のある大会で達成できれば素晴らしいし、光栄だ」と語った。



(有賀久子)





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