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[代表]前半に決まった内田のゴールが決勝点に

W杯ブラジル大会に臨む日本代表メンバーが国内で戦う最初で最後の国際親善試合、キリンチャレンジカップ2014 キプロス代表戦が5月27日（火）、埼玉スタジアム2○○2で開催された。

ゴールマウスを守ったのは埼玉県出身のGK川島永嗣。浦和レッズから招集されているGK西川周作はベンチスタート。元浦和所属の長谷部誠も同じく先発起用ではなかった。

前半序盤から日本は積極的にミドルシュートを放つなど本田圭佑らが得点を狙いに行くが、ゴール枠を捉えることはできず。試合が動いたのは43分。ゴール前の混戦から内田篤人が押し込み、先制点。これまで負傷を抱えていた内田は真っ先にベンチへ駆け寄り、アルベルト・ザッケローニ監督やコーチ、フィジカルスタッフ陣、選手と次々に喜びを分かち合った。

前半は1－0で終え、ハーフタイムに突入した。

後半からは長谷部が出場。残り45分間は、代表内での状態チェックに費やされた。長谷部は球ぎわにも厳しく体を入れ、ボールを奪取。ゴール前にも何度も顔を出し、推進力を見せた。彼本来のプレースタイルが披露され、埼スタに集まった58564人は歓声とともに見つめていた。また、山口蛍の果敢なプレーも冷静に生かしながら、新たな中盤での厚みが感じられた。

また、会場は58分に大久保嘉人が投入されると、熱気は急上昇。日本は引いたキプロス代表を相手に、ダイレクトプレーなどをまぜながらスピーディーな展開を狙ったが、最後までゴールを奪えず、結果は内田の得点が決勝点となり、1－0での勝利となった。西川の出番は最後まで訪れなかった。

壮行試合を勝利で終えた日本はセレモニーを行い、チームを代表してキャプテンの長谷部がマイクの前に立ち、抱負を口にした。

大会／キリンチャレンジカップ2014 キプロス代表戦
日時／5月27日（火）19：30キックオフ
会場／埼玉スタジアム2○○2
試合終了／1－0（前半1－0）日本代表勝利
観客動員数／5万8564人
主審／パベル・ラチコフスキ
副審／マチェイ・ヴィエジュボフスキコンラッド・サペラ
第4の審判員／木村博之

日本代表
監督／アルベルト・ザッケローニ

《先発メンバー》
GK：川島永嗣
DF：内田篤人（交代※46分／→酒井宏樹）・長友佑都（交代79分／→伊野波雅彦）・森重真人・今野泰幸（交代※46分／→吉田麻也）
MF：遠藤保仁（交代※46分／→長谷部誠）・山口蛍
FW：本田圭佑・岡崎慎司（交代70分／→清武弘嗣）・香川真司・柿谷曜一朗（交代58分／→大久保嘉人）

《SUB》
GK：西川周作・権田修一
DF：酒井高徳
MF：青山敏弘
FW：大迫勇也・齋藤学

《得点》
43分／内田篤人