3月13日(木)13時から行われたJリーグの村井満チェアマンに会見よる会見後、14時からは、浦和レッズの淵田敬三代表が代わって会見の席についた。質疑応答は約1時間30分にも及んだ。今回の一件を主管クラブの代表として説明し、会見中、何度も深々と頭を下げ、陳謝した。
淵田代表は、Jリーグからの制裁について「今回の社会的な影響、加えて2010年のベガルタ仙台戦、昨年の清水エスパルス戦での事件など、これまでに、われわれ浦和レッズのサポーターが近年起こしてきたトラブルを鑑みれば、制裁金をこえる重い処分は妥当であり、当然のものと受け止めている。これを機に差別がなくなるよう、断固として取り組んでいく」と語った。
横断幕を掲出した3名の男性は、試合当日にスタジアム敷地内で横断幕を作製したという。発覚後の彼らに対するヒアリングを受け、淵田代表は「彼らは、差別や政治的な問題を取り上げるために掲げたのではないと話した。ゴール裏のエリアは彼らにとってみれば聖地。彼らには(そのエリアは)自分たちでやっていきたい、他の人には入ってきてはもらいたくない、というような意図があったという。この頃、浦和の試合には海外の観光客の方がいて、それで統制がとれなくなるのは嫌だというような言い方をしていた」と語った。
今回、クラブはJリーグの制裁に対応することに加え、3名が所属する20名ほどのサポーターグループに対し、無期限の活動停止処分、浦和レッズが出場する全ての試合について無期限の入場禁止処分を科した。当事者への金銭的賠償請求は現時点では考えていないと淵田代表は語った。
今回、Jリーグの制裁に対応することに加え、当面の間、リーグ戦、カップ戦ともに、ホーム・アウェイを問わず、浦和レッズのファン・サポーターに関しては、横断幕、ゲートフラッグ、旗類、装飾幕などの掲出を禁止する措置をとる。これは今週末、15日(土)に行われるアウェイのサンフレッチェ広島戦から実施される。
また、警備スタッフの増員、スタジアムにおけるクラブとサポーターの間にあるルールや慣習について、クラブが主管として責任ある管理が実施できるルール作りに努めるとも触れた。
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