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REDSニュース|制裁決定を受け、村井チェアマン語る|レッズプレス!!

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制裁決定を受け、村井チェアマン語る

きょう3月13日(木)、Jリーグは、8日(土)に埼玉スタジアム2○○2で開催された浦和レッズ主管試合、J1第2節・サガン鳥栖戦で掲出された、差別的な内容の横断幕に対し、裁定委員会からの答申をふまえ、クラブへの制裁を決定した。JFAハウスで13日13時から、Jリーグの村井満チェアマンが会見に臨んだ。

制裁決定までの流れについて、村井チェアマンは「処分は今朝、決めた」と語った。村井チェアマンは、淵田代表による最初の事実報告から、その後の電話など、口頭での確認作業をふまえ、きのう12日(水)17時の時点ですでに、裁定委員会の堀田力委員長に対して、リーグ史上初の厳罰「無観客試合」という処分案を提示していたと振り返った。クラブから昨晩22時30分に第一報の文書が、今朝7時25分に最終的な事実確認をまとめた文書がJリーグ宛てに届き、全ての確認を終え、最終決定へ。11時、淵田社長に直接Jリーグとしての制裁内容を伝えたという。

無観客試合とした理由として、国際サッカー連盟(FIFA)による規定に基づいた中で「差別的な行為が過去にも言動としてあったことをふまえ、重大な差別的な内容と捉え、無観客試合とした。この先には、例えば、降格や会員資格の剥奪(はくだつ)ということもあるが、こうした行為が改善されず、繰り返されるようなことがあれば、そういうことも視野に入ってくる」と、厳しい言及となった。加えて、「今回は、浦和のサポーターが良い方向に変わることが、全ての人が望んでいることだと思う。浦和レッズ関係者全てがそれを望んでいるはずなので、二度と繰り返さないことに期待したい」と語った。

会見内では、報道陣から「サポーターとの合意がなければ横断幕を撤去できないという運営管理体制」や、「(疑問をもっても)声をあげにくいスタジアムの雰囲気」への疑問、選手などが行ったTwitter(ツイッター)を含むSNSを介しての情報拡散に対する意見が求められた。村井チェアマンは、「(SNSがどのような影響があったかは正しく検証できていないが)全てのファン・サポーターが今や目撃者になり、情報の発信者になり得るテクノロジー。常に運営主催者側は、誰に何を見られても問題がない、胸をはれる言動・行動が求められる」と語った。

村井チェアマンは、質疑応答前のメッセージの最後に「良心ある全てのサポーター、浦和にも数多くいるサポーター、この試合を楽しみにしている清水側のサポーター、選手、関係者、全ての人を裏切る形となった。自分も厳しく受け止め、二度と、このようなことがないように周知徹底する所存だ」と語った。

制裁決定について語る村井チェアマン



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