back

REDSニュース|[女子]第17節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=試合レポート|レッズプレス!!

top
[女子]第17節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=試合レポート

最後まで運動量落ちず、自力残留を決める
2−0 伊賀戦 浦和 完封勝利

プレナスなでしこリーグ2013の戦いも、残り2試合。3連休最終日のきょう11月4日(祝・日)、浦和レッズレディースは今季最後のホームゲームとして、浦和駒場スタジアムにリーグ5位の伊賀フットボールクラブくノ一を迎えての第17節に臨んだ。試合前は時折、小雨が降るあいにくの天気だったが、会場には1770人のファン・サポーターが集まり、試合の行方を見守った。

前半から浦和はゴールを目指して、縦への意識を高く持ち、攻めていた。積極的に相手ディフェンスラインの裏を狙っては仕掛け、中央の崩しだけではなく、左右にボールを散らし、右の柴田華絵、左の加藤千佳の攻め上がりで攻撃を展開する場面も数多く見られた。2トップの後藤三知、吉良知夏も、果敢にシュートを狙った。さらに、ボランチの岸川奈津希もセットプレーやミドルシュートで存在感を見せた。

しかし、前半は決定打を欠き、0−0でハーフタイムに入った。迎えた後半、前半と同様に浦和が試合の主導権を握って攻撃を展開した。55分、セットプレーでのゴール前の混戦から、センターバックの高畑志帆が体勢を崩しながらも頭で合わせてシュート。これがゴールネットを揺らし、浦和に待望の先制点が生まれた。

前節、浦和はベガルタ仙台レディース相手に今季最多の4失点を喫して敗戦しただけに、リードした後も、選手の集中力は高く保たれていた。後半になっても出足の速さは落ちず、緑のユニフォームの伊賀がボールを持つとすぐに、ボールに近い選手が寄せ、パスコースを限定した。

このプレスが効いたのは、63分。左の加藤が、浮き球を処理しようと構えた相手DFの裏からボールをカット。GKも振り抜き、無人のゴールにシュートを流し込んだ。2−0と上位チームにリードを広げた。前半にも加藤にはワンチャンスがあり、これはシュートミスで逃していただけに、うれしい、貴重な追加点となった。

ベンチは78分に動き、吉田靖監督は吉良を下げ、猶本光を投入した。スタンドからも猶本コールが続いた。86分には追加点を挙げた加藤を下げ、和田奈央子を、89分には柴田に代わり、安田有希が投入された。

浦和は最後まで危なげない戦いで、試合は2−0と完封勝利。今季最後のホームゲームを白星で飾り、勝点を18に伸ばした。リーグは残り1試合。これで9位のFC吉備国際大学Charmeとの勝点差が6に開いたため、浦和は自力で、来季のなでしこリーグでのプレーを確定させた。

浦和は10日(日)に最終節を迎え、アウェイでスペランツァFC大阪高槻と対戦する。また、12月には第35回皇后杯全日本サッカー選手権大会に挑む。浦和は3回戦からの登場となる。準決勝、決勝はNACK5スタジアム大宮で開催される。

プレナスなでしこリーグ2013 第17節 伊賀フットボールクラブくノ一戦
日時/11月4日(祝・月)13:05キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム
試合終了/2−0(前半0−0)浦和 完封勝利
観客数/1770人
主審/井脇真理子
副審/朝倉みな子 草処和江
第4の審判員/坊薗真琴

浦和レッズレディース
監督/吉田靖
《先発メンバー》
GK:池田咲紀子
DF:齋藤あかね・高畑志帆・坂本理保・堂園彩乃
MF:柴田華絵(交代89分/→柴田華絵)・岸川奈津希・藤田のぞみ・加藤千佳(交代86分/→和田奈央子)
FW:吉良知夏(交代78分/→猶本光)・後藤三知

《SUB》
GK:田尻有美
DF:和田奈央子
MF:猶本光・安田有希
FW:大滝麻未

□得点□
55分/高畑志帆
63分/加藤千佳



(c)REDS PRESS