構想2年。いよいよスタートとなった。
宇賀神友弥が女子アスリート支援プロジェクト「aim」(エイム)発足を受け、昨日9月30日午後、オンライン会見が行われた。
このプロジェクトは、女子アスリートの価値を高め、社会的地位の向上、スポーツを通じた社会貢献や地域貢献、さらに子供たちに夢を与え、目標となるアスリート像をサポートするもの。
この会見には、代表である宇賀神とともに趣旨に賛同し、マネジメント契約した三菱重工浦和レッズレディース(以下・浦和)GK池田咲紀子、MF遠藤優、MF塩越柚歩が出席した。
「これまで培った経験や人脈など、すべて還元したい」と宇賀神。
プロジェクト発足のキッカケは約2年前だという。
宇賀神が代表を務めるNPO法人が運営する埼玉県戸田市のフットサルコートで浦和所属FW菅澤優衣香やアルビレックス新潟レディースMF上尾野辺めぐみと一緒にプレーした際、宇賀神は「うまくて、強い、女子サッカー選手のすごさを体感し衝撃を受けた」という。
一方、彼女たちと話すなか、これだけのプレーができながらも、彼女たちは決してじゅうぶんではない環境と待遇のなかで戦ってきたことを知った。
この現状に『なにか支援ができないか』と思い立ったのが始まり。
立ち上げにあたって、宇賀神は経験実績じゅうぶんなGK池田、いまWEリーグで勢いのある選手のひとりMF塩越、決して器用ではないプレースタイルが似て、「自分に近い存在」とするMF遠藤に声をかけたという。
宇賀神同様、埼玉県出身、下部組織出身である3選手も以前から、なにか活動をしなくてはならないと思いつつも、なにをどうすればいいのか、わからなかったという。
そのなかでの宇賀神からの申し出は彼女たちにとって、背中を押されたかたちとなった。
今後は所属チーム、種目関係なく広げたいとし、セカンドキャリアにも関わりたいとのことだ。
具体的にどんなことを行うかはこれからだが、初手をすでに打ってある。
WEリーグを盛り上がるように、そして「浦和駒場1試合平均5000人」を目標に今季のホームゲームで3選手が「招待シート」を実施するなど、アクションを起こしている。
プロジェクト名=aim(エイム)は「狙い」「目標」の意。宇賀神によれば、字面や名前の響きから、やわらかさ、女性らしさがあることから、この名称とした。
女性アスリートの環境待遇の向上。社会・地域への貢献。セカンドキャリアなどなど、課題は山積。
「ゼロからのスタート」と腕まくりの宇賀神だった。
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