(佐藤亮太)
待ち人来たる!!浦和レッズは午後、キャスパー・ユンカーの加入会見をオンラインで行った。
北欧人のイメージからもう少しがっちりとした体形を想像したが、画面越しから見るユンカーは細身。しなやかさが感じられた。自らの特長を「スピード、ペナルティーエリア内のポジショニング、左足のシュート。そしてゴールだけではなくアシストもできる」とユンカー。昨季、ノルウェーリーグで得点王、MVPに輝いた点取り屋。聞けば、イタリア、トルコ、ロシアのクラブからオファーがあったようだが、なぜヨーロッパではない、極東の日本を選んだのか。
もともとアジア志向が強かったというユンカー。まったく違う文化に接したいという彼の冒険心と、その中で成長したいという向上心が大きな理由。さらに後押ししたのが、あこがれのアジアの中でビッグクラブとされる浦和からのオファー。「浦和のようなビッグクラブがテーブルにあったら、NOとはいえない」とファン・サポーターの心をつかむなんとも憎い一言だ。
また、分析好きというユンカー。2週間の隔離期間中、そして生観戦となった昨日のルヴァンカップ・湘南戦などでは試合の分析をしながら、自身がどのようなプレーをすればよいのか、イメージを膨らませたという。
「とにかくいまはチームに順応して、貢献したい」、「早くピッチに立ちたい」と腕まくりのユンカー。
新しく背負う7番について「自分が決めたわけではないが、誇りを持ってつけたい。7番のユニフォームを買ってほしい。後悔はさせない」とファン・サポーターへのアピールも忘れない。
影響された選手はファン・ニステルローイ、ルーニーといったマンチェスターユナイテッドの選手。FWのポジション争いは激化必至だが、既存選手をリスペクトし「健全な競争をしたい」とユンカー。
ロドリゲス監督のお眼鏡にかなうか。ピッチに立つ日が待ち遠しい。
写真:クラブ提供
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