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REDSニュース|大原サッカー場、別棟で新クラブハウス増築へ|レッズプレス!!

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大原サッカー場、別棟で新クラブハウス増築へ

7月8日(金)、浦和レッズは大原サッカー場内に既存のクラブハウスとは別棟で、新規にトレーニングルームや食堂、仮眠室、プレイヤーズラウンジなどを備えるクラブハウスを増築すると発表した。着工は7月13日(水)で、2017年9月下旬ごろの完成を目指す。



現在のクラブハウス建設は、2001年のクラブ主催イベント「浦和レッズシーズン2001を語る会」で議題に挙がるほど、古くからクラブの懸念材料だった。しかし、ネックとなっていた治水保護・自然保護を目的とした見沼三原則(「見沼田圃の保全・活用・創造の基本方針」)を、市や県への働きかけによってクリアし、2003年5月に着工。選手エリアの設備充実だけではなく、練習時から1人でも多くのサポーターが間近で浦和のサッカーに触れられるようにサポーターズカフェを設けるなど、完成当時、話題となった。10年以上たった現在も、連日多くの来場者で賑(にぎ)わっている。

ただ、当時もトレーニングルームの劣化は課題となっていた。昨年夏ごろから、このトレーニングルームの改修案をキッカケに、トレーニングルームだけではなく、器具庫を解体し、延べ床面積1095平方メートル(予定)の新クラブハウスの増築計画が持ち上がった。着工に至るにあたっては、既存クラブハウス建設時と同様に行政の理解や協力なしでは実現しなかったという。

浦和レッズという存在を、(埼玉県やさいたま市の)スポーツの発展のために存在するという位置付けで進めてくれたと山道守彦強化本部長は感謝した。増築に向け、三菱自動車を含めて各所の許可が下りた後は、建ぺい率や高さなどさまざまな基準をクリアし、かつ充実した設備とするための工夫を重ねた。

新クラブハウスは、半地下を含む地上3階建てとなり、1階に現在の1.7倍の広さとなるトレーニングルーム、2階に仮眠室など、3階に食堂が設けられる予定。トレーニングルームは半地下にすることで天井まで約3メートルの高さを得ることができる。食堂は選手側からもかねての要望があり、寮まで移動せずとも、練習終了後すぐに必要な栄養を食事で補給することが可能になる。火気使用も可能で、温かい料理が提供できる。

ミハイロ ペトロヴィッチ監督は「クラブの安定した経営がなければ、新しいクラブハウスを建てることは可能ではない。私も微力なりに、このプロジェクトが実現するにあたって力になれたのではないかと思っている。クラブが自分たちの将来に対して投資をすることは素晴らしい。選手のため、クラブがこれから発展するためにお金を投資すること、環境を整えることは素晴らしいこと」と語った。

工事期間は、工事用車両の出入りに伴い、安全確保のため、選手駐車場エリア、サポーター導線の変更が余儀なくされる。詳細については、後日、あらためてのお知らせとなる。(有賀久子)

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