back

山田暢久のベストゲームは?

top
山田暢久のベストゲームは?

浦和レッズ一筋で20年間プレーした山田暢久。『レッズプレス!!』では、彼が出場したJ1リーグ通算501試合、J2リーグ通算39試合、ヤマザキナビスコカップ109試合、天皇杯53試合、ACL14試合の中から、下記の6試合をベストゲーム候補としてノミネート。これこそがベストゲームだと思う試合を投票してください。「いや、この6試合以外にもベストゲームはある」という方はその他にチェック。思い出を書き記してください。

また、投票された方の中から抽選で5名様に山田暢久サイン入りポスターを、抽選で3名様に山田暢久サイン入り色紙をプレゼントいたします。

投票する

ノミネート1「やる気なさそうなボールと見せかけて」
2004年8月29日/埼玉スタジアム2○○2
Jリーグ セカンドステージ第3節/ジュビロ磐田

いまや日本代表の主将を務める長谷部誠のアディショナルタイム弾が強く印象に残る、このシーズンの雨中でのジュビロ磐田戦。しかし、みどころは30分にもあった。前半15分にエメルソンのゴールで先制した浦和レッズ。迎えた30分、ペナルティエリアの外でCKのこぼれ球を受けた山田暢久は、来たボールをそのままパンッと上空高く蹴り上げた。フィードでもなければ、シュートでもない。ゴールラインを越すか、はたまたGKがキャッチするか。埼スタに集まった全員がその軌道を見守った。

CKに絡むため、前線にいた田中マルクス闘莉王だけは、GKが構える位置までプレッシャーをかけに行き、ジャンプ。磐田GKは目の前に迫る闘莉王の動きにも惑わされたのか、つかみかけたボールを落とし、ゴールマウスの中へ。場内には「得点者は闘莉王」とアナウンスが流れたが、闘莉王はボールに触れていなかったため、最終的にはゴールは山田暢久と記録され、J1通算25得点のうちの1点となった。
投票する

ノミネート2「対鹿島 GK一歩も動けず」
2003年3月22日/県立カシマサッカースタジアム
Jリーグ ファーストステージ開幕戦/鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズとのシーズン開幕戦は、開始直後から互いに積極的にシュートを放ち、サッカーの醍醐味(だいごみ)を感じさせる熱い戦いとなった。20分、41分と前半のうちにリードを許した浦和レッズだが、長谷部誠を起点とし、エメルソンや永井雄一郎、途中出場の田中達也らが鹿島ゴールに迫った。

73分、浦和のチャンスとなる。左から中央とスピーディーにボールが動くと、右サイドの山田暢久はするすると駆け上がってペナルティエリア付近へ顔を出した。そして、中央からパスを受けると、ダイレクトで合わせ、シュートがかかった一打をたたき、一矢報いるゴールを奪った。鹿島GK曽ヶ端準は、構えた場所から一歩も動くことができなかった。試合は、試合終了間際の87分にも失点を喫し、1−3で敗戦。黒星スタートになった。
投票する

ノミネート3「教科書通りのドリブルシュート」
2006年11月23日/埼玉スタジアム2○○2
J1リーグ第32節/ヴァンフォーレ甲府

悲願のリーグ優勝に向け、前の試合で敗戦していただけに、連戦となるヴァンフォーレ甲府戦はどうしても勝利が欲しかった。しかし、この日のエースFWワシントンには運がなかった。特に前半だ。35分にポンテが、41分に山田暢久が倒され、チームは二度もPKを獲得したが、キッカーを務めたワシントンのシュートは二度とも甲府GKに止められ、決めきることができなかった。いら立ちを隠せないワシントン。だが、そんな彼を救ったのは、前半からキレのある動きを見せていた主将の山田暢久だった。

46分、右サイドの山田暢久はゴール前にシンプルなクロスボールを入れた。それをワシントンが頭で合わせ、浦和レッズが先制点を奪った。64分には、遠めの位置で得たFKからチャンスを作った。チームはトリックプレーを実行。キッカーの三都主アレサンドロがボールをセットすると、山田暢久はさっと左サイドに開き、パスを受け、攻撃を仕掛けた。

まずは、2人のDFを力強いドリブルで抜いて、ペナルティエリア内へ進入。ペナルティーエリア内でも相手DFも軽くかわし、シュート。教科書通りのドリブルシュートを決めて、貴重な追加点を決めた。山田暢久としては珍しく、何度もガッツポーズを見せ、チームメイトとゴールの喜びを分かち合った。優勝に一歩前進した勝利。その原動力となっていた。
投票する

ノミネート4「無回転シュートと言えば、俺」
2006年7月19日/新潟スタジアム
J1リーグ第13節/アルビレックス新潟

山田暢久と言えば、無回転シュートだと印象付けた試合。アウェイのアルビレックス新潟戦は、12分にエジミウソンに先制点を奪われると、70分にも失点。2−0とリードを広げられたが、迎えた85分にミドルレンジ中央から山田暢久がシュートを放った。ズドンとボールの芯をとらえて打ったシュートは回転しないまま、ゴールマウスへと吸い込まれた。結果は敗戦となったが、チームメイトにもサポーターにも山田暢久のシュート力を示した。このゴール以降、チーム内では無回転シュートを練習する選手が増えた。
投票する

ノミネート5「名将が認めるクオリティー」
2007年7月17日/埼玉スタジアム2○○2
さいたまシティカップ2007/マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

「さいたまシティカップ2007」にて対戦した、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を率いるサー・アレックス・ファーガソン監督が、試合後に報道陣から「印象に残った浦和の選手は?」と問われ、最初に挙げた選手名が「6番。クオリティーが高い、俊敏な選手」と、フル出場した山田暢久の背番号を挙げて、そのプレーを評価した。
投票する

ノミネート6「セリエA強豪クラブを焦らした!?」
2007年12月13日/横浜国際総合競技場
FIFAクラブワールドカップ準決勝/ACミラン(イタリア)

鉄人と呼ばれた山田暢久も、2007年は10月末にリーグ戦で負傷。診断結果は、右足ふくらはぎ肉離れ。歩行に松葉づえを要するほどの受傷を経験した。復帰戦は、ACL優勝で出場権を獲得したFIFAクラブワールドカップ準決勝、セリアAの強豪ACミラン(イタリア)戦だった。

1点を追いかけ、76分から出場した山田暢久は、復帰戦と思えないほどスピードに乗った攻撃で果敢にミランゴールを襲い、負傷していた右足でミドルシュートを放つなど存在感を示した。明らかにミランDFは焦りを見せていた。試合には負けたが、山田暢久の「やっぱり強い者にはめっぽう強い」ことが証明できた試合となった。
投票する

あなたが選ぶベストゲームは?(投票された方の中から抽選で5名様に山田暢久サイン入りポスターを、抽選で3名様に山田暢久サイン入り色紙をプレゼント)
投票する



投票する



山田暢久引退試合特集へ

(c)REDS PRESS