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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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狙われる対象になる関根貴大選手。両足がそろったタイミングで…(J1第7節・C大阪戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:3月28日(金)にヨドコウ桜スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第7節、セレッソ大阪戦は1−1の引き分けに終わりました。

都築:前半は特に、関根貴大選手のところが狙われました。(SBが)専門じゃないのは可哀想ですけど、これから狙われる対象になりますね。ただ、守り方の基本がわかれば少なくとも遅れて対応できるところくらいまではいけると思います。

失点シーンは相手の登里享平選手がうまくて、関根選手の両足が揃っているタイミングでパスを出しています。『斜めになる』と表現したりしますが、守備のときに真っすぐ立っていると裏のボールへの動作が多くなります。このシーンでは選手もボールも観ながらという姿勢を取る必要があって、出し手に上手いプレーをされるとパスが通ってしまいます。

でも通ったとしても、いい構えをしておけば反応できるはずです。レッズの右サイドをかなり突かれてリズムを作られていたので、チームで修正しないといけないですし、周りの選手がもっと厳しく言うことも必要だと思います。

中盤のところでも、サミュエル・グスタフソン選手と安居海渡選手のバランスがあまりよくなかったので、いい縦パスをかなり入れられていました。前から行っているのはわかるんですけど、しっかり連動して動く必要があります。中央でいい縦パスを入れられて前を向かれて、そこから展開されることが多くなってしまいました。

奪いに行く、コースを限定していくことを・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS