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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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中盤で奪われるケースが多かった。サヴィオ選手はもう少し…(J1第2節・京都戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:2月22日(土)にサンガスタジアム by KYOCERAで行われた明治安田生命J1リーグ第2節、京都サンガ戦は1−1の引き分けに終わりました。

都築:全体的に、京都のほうがよかったですかね。よりアグレッシブで、セットプレーを含めて得点のチャンスを多く作っていました。なぜそうなかったかなというと、中のマークがルーズでした。失点シーンや、前半のCKからのシーンもそうですが、けっこうフリーでやらせてしまっています。

お互いが高い位置からプレスを掛ける中で、個人の能力で抜け出した場合にチャンスになっていましたが、京都のほうがより人をかけて、前からの守備の意識が高かった。レッズが中盤で奪われるケースが多くて、渡邊凌磨選手が交代する前から苦しくなっていました。

ただ、そのプレスをかいくぐってチャンスになったシーンもありました。序盤のチアゴ・サンタナ選手がオフサイドになったシーンも、マテウス・サヴィオ選手が3人くらい引き付けてかわしてから、左サイドに展開しています。

そういうところがうまくいけばいい形になるのですが、それが毎回できるとは限らないですから。サヴィオ選手は良い選手ですが、もう少し・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS