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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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数的不利のまま攻撃で仕掛けていることが多い。失点は防げた(J1第8節・清水戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:8月1日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第8節、清水エスパルス戦は1−1の引き分けでした。

都築:もったいない試合でしたね。前半は清水のほうがアグレッシブにきて、特にサイドに人をかけて崩しに来たなという印象がありました。レッズの弱点を狙ってきたのか、けっこうクロスを上げてきていた印象です。でもディフェンスラインの槙野智章選手とトーマス・デン選手が結構安定していて、サイドからの崩しはある程度克服できてたのかなと。槙野も人にしっかりつける選手なので、そこのつぶしなんかはけっこう出来ていたと思います。

清水は若くてアグレッシブな選手がたくさんいるし、縦へ縦へぐいぐい出てくるところや、意外性のあるプレーをけっこう出してきた。人数をかけて攻めてきて、ゴール前での崩しのパスにどんどんトライしてくる。浦和としてはしっかりしのげた前半でしたかね。

マリノスのコーチをしていた監督なので、ゴール前で人が動いて崩しにかかるようなことはイメージされているんでしょうけど、結果が出ていなくて。セットプレーが注目されていましたが、しっかりビルドアップして崩していくサッカーをやろうとしているのはよく分かりました。

RP:前半は清水の攻勢が目立ちましたね。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS