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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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いまは結果。気持ちの強さが見えるし、結果も出ている。攻守の切り替えが速いのがいい(J1第28節・柏戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:9月30日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田J1第28節、柏レイソル戦は3-2で勝利。逆転し、その後追いつかれるも突き放すという展開でした。これで3連勝です。
都築:前半、相手が35分に点をとるまでは、結構相手を崩せない展開が続いていた。なんとかつなごうとしていたんだけれど、なかなか崩せない。ゴール前まで行った時に3人目の動きや細かい動きは2回くらい出ていて、それで崩せそうな感じはあった。ただ、その回数が少なかった。
失点場面は、まずなかなか攻め手がなく、サイドでつなごうとしていたときにボールを奪われた。攻めようとしていたタイミングだったから柏木選手が前にいて、真ん中に誰もいなくて裏に通されてからの形で失点した。レッズとしては、カウンターで完全に崩された。瀬川選手にボールが入った局面では、相手1人に対して2人いたわけで、悔やまれる。まずマウリシオがいって取れなかったが、そこで槙野選手がカバーしていれば、問題なかったように思う。ただそこで、サイドに人が走っていた関係で槙野選手がそちらにつられていた。それに、最後決めたオルンガ選手には誰もついていなかった。奪われた局面の選手が前に取り残されていた。その攻守の切り替えのところが問題だった。失点してしまったのは妥当だったと思う。崩しきれず、それにレイソルは最初勢いあった。最初、1点とられたのは妥当。

RP:
その3分後、長澤和輝選手が同点ゴールを奪いました。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS