オリヴェイラ監督がやりたいものが出てきている。意図も感じる(J1第19節・川崎F戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。
RP:8月1日(水)に埼玉スタジアムで行われた明治安田J1第19節・川崎フロンターレ戦は2-0で勝利しました。上位陣を相手に連勝です!
都築:勝ちが一番大事なことですが、内容についてもオリヴェイラ監督がやりたいものが出てきていると思う。守りのときは、一回ブロックを作ってから取りどころを決めて、行く場所と行くタイミングをしっかり管理しているというのがわかる。フロンターレが攻め込む展開で、相手のほうがポゼッション率も高かった。でも、相手としては中盤で持たされているという回数が多かった。つまり、浦和がそういう展開にさせていたということ。何本か、小林選手に良いボールが出た場面はあって、そこは修正しないといけないが、浦和の守り方が相手をやりにくくさせていたのは事実だ。どっぷり引いていたわけだけど、かといって、バランスが悪いというのもあまりなかった。つまり、そのやり方を全体で徹底していたということ。誰がファーストディフェンスでいくのか、どこに追い込むかは統一されている。ディフェンス面では方向性が見えている。
RP:守備が機能していたということですね。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。