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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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守備はいいが、攻撃の狙いがゴールという形になっていない(J1第15節・G大阪戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:5月19日(土)に行われた明治安田生命J1リーグ第15節、アウェイでのG大阪戦は0-0でのスコアレスドローに終わりました。4勝5分6敗の14位で中断期間に突入しました。
都築:悪い試合ではなかった。どんどん内容は良くなっているが、今回の場合は相手も内容が良くて、勝ち切るところまでいかなかった。失点が少なくなった守備について、その中身もかなり良くなっていると思う。オリヴェイラ監督が浦和でいまやっているのは、全体的な守備意識があって、サイドが起点になるサッカーかな。速いプレスでカットして、サイドへ。ほとんどのチャンスがアーリークロスからだった。前半は特に宇賀神選手のところがよく使えていて、後半は逆になった。
左サイドの宇賀神選手のところから、いいボールが入っていた。左右が同じバランスなら良かったが、右の橋岡選手のほうからはあまり上がらなかった。それは、G大阪の左サイドがよく上がって来ていたからというのもあると思う。左サイドが多かったのは、今までなかった形。良かったかと思う。

RP:
この日も見られたように、ショートカウンターは一つの形となっています。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS