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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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やっているサッカーは似ていた。最終的な局面でのピンチはなかった(ルヴァンカップGS第6節・広島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:5月16日(水)に行われたJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第6節・サンフレッチェ広島戦は1-0。リーグ戦首位の相手に対して李忠成選手のゴールで勝利を手にしました。
都築:内容を見ても、いい試合だった。まず、広島はいいサッカーをしていた。レッズはそれと同じ水準で戦えて、そして勝てた。これは大きい。勝ち抜けたいという意図があったと思うが、興梠選手、柏木選手が外れたくらいで、あまり選手をイジらなかった。岩波選手や李選手などが起用されて、その選手たちがいい動きをしたと思う。
広島もメンバーをそこまで落とさず、高いモチベーションの中で戦ってきた。広島は戦術的に、しっかりした守備ができるチームで、縦に速いサッカーをしてくる。中盤で受けて前を向いた選手から2、3本でゴールを狙う。また、パトリックがいればシンプルにそこに当ててくる。この日は、特に川辺選手にボールが入ったときにスピードが上がっていた。お互い、やっているサッカーは似ていた。レッズも中盤でボールを持ったら縦に速い。互いにその質も高かった。宇賀神を批判するわけでないが、今回は左サイドをよく使えていた。武富選手ら人数をかけて崩す動きができていた。右サイドの橋岡選手について、クロスには質の問題があったが、いいトライはしていた。

RP:前半は少し停滞した印象もありましたが?

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS