まず甘んじて順位を受け止めること。もう、アジアを獲ったレッズではない(J1第11節・湘南戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。
RP:4月28日(土)に行われた明治安田生命J1第11節の湘南ベルマーレ戦は0-1で敗戦。オリヴェイラ体制になって2連敗となってしまいました。
都築:結果は残念。やはり、3試合点が取れていないのが問題。ビハインドだった後半は、かなり押し込んだシーンもあって、そこは評価できる。ゴールに近いエリアで崩しの形も見せながら、またサイドもつなぎながら、人もよく動いていた。その攻撃は評価できるものだった。また、クリアされてもセカンドボールをほとんど拾えていた。ラスト20、25分はレッズが攻めていたが、全体的に見て、どうやって攻めるのかというのは分かりづらかった面がある。
縦パス一本で興梠選手が抜け出したシーン、中盤で奪ってから山田選手が興梠選手に出し、その折り返しを山田選手が打った場面は決定機だといえる。ただ、ほかはあまりなかった。
湘南も粘り強く、運動量を生かして攻めるし、粘り強く守っていた。湘南らしさが今日も出た。最後、引いて守っているときでも、彼ららしさが見えた。
RP:攻撃面での課題は、いろいろと挙げられそうです。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。