back

ツヅキック(都築龍太の試合分析)

top
マルティノスに依存。柏木陽介がいないと中盤がなくなる印象(J1第2節・広島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:3月4日(日)に埼玉スタジアムで行われた明治安田生命J1第2節・サンフレッチェ広島戦は1-2での逆転負けとなりました。
都築:残念な敗戦だ。全体的に、内容が良くない。前半に点を取った時間あたりは少し良い攻撃を見せていたが、同点にされてからは特に良くなかった。レッズの攻撃は右サイドからだけだったので、広島としては守りやすかったと思う。例えば真ん中に相手の守備を寄せれば、サイドが空く。それが右サイド、右サイドと攻撃が一辺倒だと守りやすい。前半から、ビルドアップのところから縦に縦にパスを入れていて、急ぎ過ぎている。それも相手の待ち構えているところに縦、縦とパスを出しているから、守られているところに行っている感じになって、いわゆる“守備でハメられている”状態だった。

RP:前半、何本かチャンスはあったと思いますが。
都築:確かに、得点を取った場面や、遠藤航が切り込んでシュートを打った場面は良かった。それも、個人で崩した形。いい場面を作ったのは個人。レッズも広島も戦い方が変わって、2年前くらいのミラーゲームの様相から、種類が違ったミラーゲームになっていた印象。

RP:
右サイドの攻撃が多かったということは…。

・・・・・・
会員登録はこちら

都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS