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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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鹿島との違いは、縦パスが入ったときの周りの人数(J1第32節・鹿島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:11月12日(土)に県立カシマサッカースタジアムで行われた明治安田生命J1第32節、鹿島アントラーズ戦は0−1で浦和レッズが敗れてしまいました。
都築:結果としては、鹿島の勝負強さというか試合巧者ぶりが目立った試合だった。レッズは攻撃の手段があまりなかった。鹿島のディフェンスラインがオーガナイズされていて、ただ放り込むだけだったりスペースを使うだけだったけど、それも完璧に読まれていた。

RP:攻撃の手立てを見つけるのが難しい状況だったということでしょうか?
都築:そんなときにはサイドを使った攻撃が有効だと思うけど、左サイドは完全に機能しなかった。左サイドバックの槙野(智章)選手が前半はほぼ攻撃参加がなくて、右サイドはラファエルシルバ選手と遠藤(航)選手の連係で何回かあったけど、崩して何かというところまではいかなかった。真ん中がダメでサイドが機能しなかったことを考えると、何もできなかった感覚。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS