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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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青木選手は本当に効いている。遠藤選手もサイドに入ると守備に厚みができる(J1第30節・G大阪戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:10月22日(日)に埼玉スタジアム2◯◯2で行われた明治安田生命J1第30節、ガンバ大阪戦は3-3の引き分けに終わりました。浦和レッズとしては勝利を逃したと言える試合だったと思いますが、いかがでしたか?
都築:間違いなく勝たないといけない試合だった。試合をとおして悪くなかったので、残念な結果。ボールをつないでいこうという同じタイプの戦いなのでどうなるのかなと思ったけど、雨でグラウンドが悪かったのか、そこまでビルドアップしていく感じではなかった。レッズは良い縦パスが入ったときには確実にチャンスになるし、G大阪の場合は縦パスというよりもサイドだった。後半は見応えがあって良い試合だったと思うけど、レッズとしては3回もリードしている試合だから、絶対に勝ち切らないといけなかった。残念なのは選手たち全員だと思うから、次につなげないといけないと思う。

RP:後半に入ると攻撃で良い流れが作れるようになり、得点を重ねました。
都築:見方によれば得点シーンは良いシーンが多かったし、逆に失点シーンは防げたなと思う。もったいなかった。1点目のラファエルシルバ選手のゴールは青木(拓矢)選手が前に行けて、最後はこぼれ球だったけど、やっぱり青木選手は今のフォーメーションのなかでかなり生きている。前への推進力もある。ラファエルシルバ選手もよく詰めた。

RP:ラファエルシルバ選手は2ゴール。2点目も美しいシュートでした。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS