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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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守備に力を入れすぎてしまった。もうちょっと見守らないと(J1第20節・大宮戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:8月5日(土)に埼玉スタジアム2◯◯2行われた明治安田生命J1第20節、大宮アルディージャ戦は2−2の引き分けに終わりました。堀孝史監督になっての初戦でしたが、勝利することはできませんでした。
都築:結果がすべてだと思うけど、ちょっと変わりすぎてしまった。それは何かと言うと、守備に力を入れすぎてしまった。守備の安定は基本的にはあった。失点シーン以外は。だから改善しようとしているということは見えたけど、あそこまで守備を意識すると攻撃になった時に薄くなる。柏木(陽介)選手がボールを受けられなかったこともあるし、受けたとしても柏木選手と前の選手の距離が遠かった。相手はサイドはサイドでマークして守備の時はディフェンスラインに吸収される形で、レッズもそれに合わせて4人ぐらい前線でそのラインに吸収されていた。だから柏木選手との距離が長くて、1人が引いてきて受けるような動きもそこまでなかった。攻撃で相手に合わせてしまった。だから攻めの形はそこまでなかった。パスの本数もすごく少なかったと思う。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS