運動量が多いというよりも、多く見える(J1第2節・C大阪戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:3月4日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた2017明治安田生命J1リーグ第2節、セレッソ大阪戦は3-1で浦和レッズが勝利を収めました。完勝でしたね。
都築:完璧な試合だったと思う。相手に何もさせず、自分たちはほぼやりたいサッカーができた。新しい形のような戦いだった。前線の選手、特に武藤(雄樹)選手が縦に抜ける意識、中盤でボールを持っている選手が出せるタイミングでうまく動き出し、得点のシーンも含めて良い形をかなり作っていた。ビルドアップする中でスルーパスという形で裏へ抜けることは結構多かった。中盤の選手がボールを保持し、良いパスも出ていたし、武藤選手が裏への良い抜け出しをしていた。ラファエルシルバ選手も同様だ。
そういう意味では、ペナルティエリア手前までビルドアップして崩していくという形ではなくて、真ん中ぐらいからサイドも使ったり裏に抜け出したり、という形が多かった。それで決定的なチャンスを何回も作っていた。サイドを使った時は宇賀神(友弥)選手なり関根(貴大)選手が良い形を作れたし、非常に良かったと思う。
RP:前半から完全にレッズがペースを握りましたね。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。