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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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不必要だった2失点目「ほとんど1人で守っている状態」(富士ゼロックス杯)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


今回の取材は、AFCチャンピオンズリーグ グループステージMD1・ウェスタン シドニー ワンダラーズ戦前に行われました。

RP:2月18日に日産スタジアムで行われたFUJI XEROX SUPER CUP、鹿島アントラーズ戦は2-3で浦和レッズが敗れてしまいました。

都築:前半は良かったと思うけど、お互い良かったかなという感じがする。今季やろうとしているサッカーを見せたという意味で良かったということだけど、レッズはディフェンスラインがかなり高い位置でコンパクトにするというサッカー。そういう今年やるんだというサッカーは見せられたと思う。前半は。ただそこで良い面も見られたし、悪い面も見えたということ。

RP:それぞれ、どのようなことでしたか?

都築:良い面は、裏のスペースを西川(周作)選手がカバーをして、良いタイミングの時はしっかりプレスに行けてパスを出させないという状況を作れた時間帯もあった。悪い意味で言うとその真逆。ラインの浅さが決定的なピンチになって、その時は確実に中盤のプレスがない、もしくはプレッシャーを掛けられてレオシルバに良いところで取られて1本のパスで裏を取られるとか。特に前半の後半。非常に多かったという気がする。

RP:狙いは出せたけどその功罪が出てしまったという感じですね。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS