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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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今回は内容よりも結果が全て(YLC決勝・G大阪戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:10月15日(土)に埼玉スタジアム2002で行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝、ガンバ大阪戦は1-1で延長戦でも決着せず、PK戦の末に浦和レッズが勝利を収めました。

都築:今回は内容よりも結果が全てだった。内容は言うことない、というか、お互いがかなり高いモチベーションで、攻守の入れ替えの激しい、決勝戦にふさわしい試合だった。レッズにとっては勝つことが一番大事だったと思うし、良いサッカーをやって……とか、そういう試合ではなかった。そういう意味では最高の結果だった。

RP:13年ぶりのリーグカップ優勝。クラブとして9年ぶりのタイトルです。

都築:これで流れに乗れれば一番いいけど、ここからどうなるか。僕らもナビスコカップで優勝した後は勝てなかった(直後の東京ヴェルディ戦で勝利を収めたのの、清水エスパルス、名古屋グランパスに連敗を喫し、最終節は鹿島アントラーズに引き分け。3試合未勝利でリーグ戦を終えた)。その時と今は違うと思うけど、気を付けてやらないといけない。

RP:決勝を振り返りますと……。

都築:「内容は言うことない」とは言っても、言うべきことは言わないと(笑)。攻守の入れ替えが激しくて、G大阪の良い時間帯もあったし、レッズの時間帯もあった。それが試合全体としてはレッズの方がちょっと多かった。特に後半は0-1で負けている状態だったから、ああいう風になると思ったけど、後半の頭はずっと攻めていた。その後にカウンターを受けたけど、やっぱりリスクマネジメントをしておかないといけない。

RP:カウンターと言えば1失点目もそのパターンでした。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS