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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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疲労の蓄積はあるが、粘り強くなっている(2nd第12節・FC東京戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:9月17日(土)に行われた明治安田生命J1セカンドステージ第12節・FC東京戦は、3-1で浦和レッズが勝利を収めました。前半と後半で展開が異なる試合でしたね。

都築:前半はFC東京がペースを握っていた。前に前に来る積極性もそうだけど、FC東京が主導権を握っていたのかなと思う。若い選手がいっぱいいて、アグレッシブに来るということでは、前半のほぼ全般的にFC東京が良かった。攻撃も(前田)遼一選手が起点になって攻めるのもあれば、遼一選手をターゲットとして浅い位置からクロスを上げたり、GKと一対一の局面があったりとか、チャンスの数はFC東京が多かった。でもレッズも悪い時間帯はボールをキープしてつないで、相手の勢いを消すようなサッカーをしていたので、見応えがあったと思う。

RP:浦和はなかなか自分たちのペースで試合を進められなかった印象です。

都築:FC東京は監督が(城福浩氏から篠田善之氏に)代わって、ある程度良い流れになってきている中で、チャンスの数より点はなかったので、「良い形は作っているけどやりにくい」という感じはあったと思う。組織で攻めるというよりも個人のアグレッシブさでやっているような感じがあった。それが分かったので守りやすかったかもしれない。決定的なピンチは2本ぐらいしかなかった。西川(周作)選手がミスキックからカウンターになった(36分の)プレーはFC東京は決めたかったと思うけど、レッズとしてはよく守ったなと思う。

RP:前半が良くなかった要因は?
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS