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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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レッズの脆さが出た後半の試合展開(2nd第4節・大宮戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:7月17日(日)に行われた明治安田生命J1セカンドステージ第4節・大宮アルディージャ戦は、2-2の引き分けに終わりました。浦和レッズとしては勝利を収めたかったのですが、良い試合でした。

都築:雰囲気は最高でしたね。そんな中で一進一退というか、お互いにチームとして良いところを出せた。気持ちを含めてね。そういう中でキーポイントになるのはセットプレーだと思うけど、互いにそこで点を取ったというのは、前半は特にダービーだなという感じがした。

RP:先制点は柏木陽介選手の見事なFKでした。

都築:柏木選手のFKは文句の付けどころがない。ファウルをもらった興梠(慎三)選手を含めて、お互いに攻める姿勢は見えていた。レッズとしては1-0でハーフタイムに行きたかったけど、大宮も最後の最後で追い付いた。

RP:CKから江坂任選手にフリーでヘディングシュートを打たれてしまいました。

都築:遠藤(航)選手が完全に外してしまった。彼は悔しいと思う。ただ、前半はお互いの良いところが出た試合という感じだった。何と言うか、得点と失点以外は特別良かったところはないけど、特別悪かったところもない。それはお互いの持ち味を出したということだったと思う。どっちかと言えば大宮が守備的だったけど、加藤(順大)選手もそうだし、西川(周作)選手も試合を通して防がないといけないシーンは防いでいた。そうなると試合は締まる。

RP:1-1で迎えた後半ですが、前半とは展開が変わりましたね。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS