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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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課題はラインコントロールとビルドアップ(1st第17節・神戸戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:6月25日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1ファーストステージ第17節・ヴィッセル神戸戦は、浦和レッズが3-1で勝利を収めました。1stステージを連勝で終えましたね。

都築:前半は素晴らしい内容だったかな。後半はちょっと下がりすぎていたかなと。極端すぎたと思う。後半はリードしていて勝ちたいから、そうなる気持ちも分かるけど、下がると相手は押し込みやすくなる。疲れていてもラインを高く保っていた方が、結果としてチームの体力は奪われない。カウンターでは何回か良い形があったけど、後半は神戸のペースだった。

でも、前半は裏を取る動きもそうだし、ビルドアップしていく意識もそうだし、サイドから得点できた。オールマイティーにいい攻撃ができたと思う。特に2点目は、相手のマークが甘かったのはあるけど、しっかり人数を掛けてゴール前もニアサイドに何人か入れたから興梠(慎三)選手も空いた。神戸も局面で守ることはできるけど、組織として守ることができなかった。

RP:1点目はいかがでしたか? 森脇良太選手が低めからゴール前に入れて李忠成選手がGKに競り勝って落とし、興梠選手が押し込みました。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS