中盤とディフェンスラインの距離感(1st第15節・鹿島戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:6月11日(土)、埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1ファーストステージ第15節・鹿島アントラーズ戦は、0-2で浦和レッズが敗れました。
都築:勝たないといけない両チームの戦いで、戦術以外の部分、メンタルの部分が両チームとも良かったと思う。お互いに置かれている状況を全て分かった上で良い試合をしていた。
RP:上位対決にふさわしい素晴らしい試合でした。
都築:ただ、内容ではレッズからするとちょっと残念だった。浦和はやりたいサッカーができなかったと思うし、逆に鹿島はやりたいサッカーが全部できた。レッズとしての原因は鹿島のプレスもハマったけど、0-1になる前までは、つぶしどころで、しっかりつぶされた。攻撃のパターンもほとんど右サイドに偏っていて、左サイドは前半1本ぐらいかな?
0-1になってからは相手も引いてきてレッズのペースだったけど、0-1になるまでは右サイドで攻める中で1本、前半に興梠(慎三)選手のヘディングがあったけど、そこ以外で決定機はなかった。左サイドは宇賀神(友弥)選手が上がっていけなかったのか、右サイドの形が良かったのか、何とも言えないけど、ゲームをやっていて組み立てにくい、というのはあったと思う。
RP:組み立てにくかった原因は?
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。