フィニッシュに持っていく姿勢(1st第14節・鳥栖戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:5月29日(土)、ベストアメニティスタジアムで行われた明治安田生命J1ファーストステージ第14節・サガン鳥栖戦は、0-0の引き分けに終わりました。浦和レッズとしてはACL敗退後に勝ち切れませんでした。
都築:結果が付いてこなかった試合だったけど、戦う姿勢は見られた。前線からの追い、コースの限定はしっかりできていたし、攻撃もボールを奪ってから、すごく速かった。ゴール前まで運ぶという点では非常に良かったと思うけど、シュートが非常に少なかった。特に前半は。そこの部分で鳥栖がうまく守ったと思う。
RP:試合を通して浦和がボールを支配する展開ではありましたが、攻め切れませんでした。
都築:状況にもよるけど、鳥栖もプレッシャーを掛けてくることは、そこまでなかったので、中盤では、ある程度自由につなげたんじゃないかな。狙いを持たれてインターセプトされた時に危ないシーンになったけど、相手のシュートもほとんどなかった。レッズがボールポゼッションしていたけど、両チームとも決定打に欠ける試合だった。
苦し紛れのシュートもあったし、フィニッシュの精度じゃなくて、フィニッシュに持っていく姿勢が、かなり物足りなかった。そんな中、しっかり守れていたのは良かったと思うし、豊田(陽平)選手が起点になって攻めてくるのは分かっていたと思うので、そこはしっかり抑えていた。
RP:フィニッシュに持っていく姿勢が物足りなかった。その原因は何が考えられますか?
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。