(有賀久子)



修正力、対応力が見られた今節の先発メンバー 次節こそ、勝ち点3だ!

勝てた試合とも言えるし、勝ち点3を落とした試合とも言えるし……。という、何とも歯がゆい試合結果だった。ゴール裏の反応が、フィールドプレーヤーとGK西川周作とで異なる様子が、このセレッソ大阪戦を物語っている。

今節の先発は、5連勝を築いたメンバーが並んだ。試合前日の「今節のみどころ」に記したが、このメンバーであると、やはり、連係面はここ数試合に比べ、立ち上がりからスムーズに感じる。ただ、細かな修正も必要で、そこはピッチの中で、喋って、喋って、変化させたことを安居海渡が話している。

ターンオーバーのデメリットとも言えるが、個々のボールコントロールで全員がフィットするというのが難しい試合であった。前節を欠場した石原広教は、ミスが多かったと振り返り、状態を上げるため、フリーランニングを意識的に増やしたと明かしている。

金子拓郎の治療にあてられた時間も、マチェイ スコルシ?ャ監督のもとに渡邊凌磨らがパッと集まり、会話した。サヴィオと凌磨のポジションが変わったのも、この時間帯であった。このメンバーが勝利を重ねた理由の1つに、修正力、対応力が挙げられる。ピッチ内の難しい部分を感じ、どうしたら良い方向へ導けるか。その勘が働く選手たちの集団、とも言えるだろう。

ただ、後半に入り、時間が経つにつれ、相手のサイドからサイドに展開する、ピッチの幅を使った戦い方が浦和を上回る点は、課題だ。特に選手交代が進んだあとのチームの顔が変わるのは、J1リーグ折り返しまでに修正したかったが、少々難しそうだ。

浦和の時間帯では、ボールを失っても自陣まで押しこまれることなく、回収し、もう一度、組み立てることが出来た。また、シュートの姿勢も強い一戦だったと感じる。この良い部分を伸ばしつつ、ローディフェンスから押し返すパワーを持ち合わせたいところだ。

横浜FC戦は、勝ち点3だ。そして、アメリカへの道に繋がる。

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試合レポート|J1第22節・C大阪戦=ポイント|レッズプレス!!

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J1第22節・C大阪戦=ポイント

(有賀久子)



修正力、対応力が見られた今節の先発メンバー 次節こそ、勝ち点3だ!

勝てた試合とも言えるし、勝ち点3を落とした試合とも言えるし……。という、何とも歯がゆい試合結果だった。ゴール裏の反応が、フィールドプレーヤーとGK西川周作とで異なる様子が、このセレッソ大阪戦を物語っている。

今節の先発は、5連勝を築いたメンバーが並んだ。試合前日の「今節のみどころ」に記したが、このメンバーであると、やはり、連係面はここ数試合に比べ、立ち上がりからスムーズに感じる。ただ、細かな修正も必要で、そこはピッチの中で、喋って、喋って、変化させたことを安居海渡が話している。

ターンオーバーのデメリットとも言えるが、個々のボールコントロールで全員がフィットするというのが難しい試合であった。前節を欠場した石原広教は、ミスが多かったと振り返り、状態を上げるため、フリーランニングを意識的に増やしたと明かしている。

金子拓郎の治療にあてられた時間も、マチェイ スコルシ?ャ監督のもとに渡邊凌磨らがパッと集まり、会話した。サヴィオと凌磨のポジションが変わったのも、この時間帯であった。このメンバーが勝利を重ねた理由の1つに、修正力、対応力が挙げられる。ピッチ内の難しい部分を感じ、どうしたら良い方向へ導けるか。その勘が働く選手たちの集団、とも言えるだろう。

ただ、後半に入り、時間が経つにつれ、相手のサイドからサイドに展開する、ピッチの幅を使った戦い方が浦和を上回る点は、課題だ。特に選手交代が進んだあとのチームの顔が変わるのは、J1リーグ折り返しまでに修正したかったが、少々難しそうだ。

浦和の時間帯では、ボールを失っても自陣まで押しこまれることなく、回収し、もう一度、組み立てることが出来た。また、シュートの姿勢も強い一戦だったと感じる。この良い部分を伸ばしつつ、ローディフェンスから押し返すパワーを持ち合わせたいところだ。

横浜FC戦は、勝ち点3だ。そして、アメリカへの道に繋がる。

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