(有賀久子)



サヴィオ、凌磨のゴールの裏側で 石原広教の存在感が頼もしい

沖縄・金武町キャンプから多くの時間を同じ組み合わせでトレーニングを重ねてきた分、右サイドバックとして今シーズン初先発となった石原広教は、前日、マテウス サヴィオとダニーロ ボザ、3人でよく会話したのだろう。

実際に「お互いがやりやすいように、ボザも含めて、きのうとかも話をしていたので。お互いに3人でやりやすいようにやれたかな」と振り返っていたが、石原は、サヴィオと良い距離感を保ち、ダニーロの立ち位置にも注意を払った。

“前の選手の走りを無駄にしない。それが自分の良さであるし、長い距離を行ける”、石原らしいプレーが終始見られた。

今シーズンは、関根貴大が右サイドバックを主戦場とし、ベンチスタートとなった。「今年は去年より、序列が低くなかったので、頑張れました(笑)」とニヤっと笑いながら、始動から現在の心境を振り返ったが、石原は、不屈の選手だ。



そして、限られた時間を有意義に使うことが出来る。キャンプでは、練習直後にスタッフと映像を見ながら、「新しい発見だ」と前向きに取り組んでいたり、関根が長く右サイドバックを任せられている理由についても、冷静に分析していた。

清水エスパルス戦の2点目は、石原の練習の成果が表れる。ゴール前にかかる人数、相手の最終ラインの大外に人を置けた場面であるが、石原から狙いのあるボールが送られた。クロスの精度は、昨シーズン、池田伸康コーチと居残り練習を続けていた。ボールのどこに足を入れるか、など細部にわたり、意識づけをしていた。

「常にプレッシャーというか、逆境というか。そういうのがないと甘えちゃうような人間。試合に出られないぐらいがちょうど良い(笑)。競争相手がいることは幸せなんですよ」。実に応援心をくすぐられる選手だ。

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試合レポート|J1第8節・清水戦=ポイント|レッズプレス!!

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J1第8節・清水戦=ポイント

(有賀久子)



サヴィオ、凌磨のゴールの裏側で 石原広教の存在感が頼もしい

沖縄・金武町キャンプから多くの時間を同じ組み合わせでトレーニングを重ねてきた分、右サイドバックとして今シーズン初先発となった石原広教は、前日、マテウス サヴィオとダニーロ ボザ、3人でよく会話したのだろう。

実際に「お互いがやりやすいように、ボザも含めて、きのうとかも話をしていたので。お互いに3人でやりやすいようにやれたかな」と振り返っていたが、石原は、サヴィオと良い距離感を保ち、ダニーロの立ち位置にも注意を払った。

“前の選手の走りを無駄にしない。それが自分の良さであるし、長い距離を行ける”、石原らしいプレーが終始見られた。

今シーズンは、関根貴大が右サイドバックを主戦場とし、ベンチスタートとなった。「今年は去年より、序列が低くなかったので、頑張れました(笑)」とニヤっと笑いながら、始動から現在の心境を振り返ったが、石原は、不屈の選手だ。



そして、限られた時間を有意義に使うことが出来る。キャンプでは、練習直後にスタッフと映像を見ながら、「新しい発見だ」と前向きに取り組んでいたり、関根が長く右サイドバックを任せられている理由についても、冷静に分析していた。

清水エスパルス戦の2点目は、石原の練習の成果が表れる。ゴール前にかかる人数、相手の最終ラインの大外に人を置けた場面であるが、石原から狙いのあるボールが送られた。クロスの精度は、昨シーズン、池田伸康コーチと居残り練習を続けていた。ボールのどこに足を入れるか、など細部にわたり、意識づけをしていた。

「常にプレッシャーというか、逆境というか。そういうのがないと甘えちゃうような人間。試合に出られないぐらいがちょうど良い(笑)。競争相手がいることは幸せなんですよ」。実に応援心をくすぐられる選手だ。

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