私自身、戦術的に、これを避けるために何ができたか



《ペア・マティアス・ヘグモ監督》

前半は、悪くなかったと思います。少し、プレスの部分で苦しんでいたところはありました。我々が攻撃を仕掛けようとしたところからのカウンターで、そこまでバランスは崩れていなかったのですけれど、失点してしまいました。

ハーフタイムでは「バランス良く、落ち着いてボールを動かし続けよう、プレーしよう」という話をしました。後半は立ち上がりから、しっかりと支配しながら、チャンスを作ることができたと思います。そして、チアゴが素晴らしいゴールを2つ、決めてくれました。その後もチャンスを作り続け、3点目、4点目をとっていてもおかしくなかったと思います。そして、オフサイドの場面以外は、湘南も、ほぼチャンスを作ることができませんでした。

2対2になるゴールが決定的だったと思います。ロングボールからの球ぎわで負けてしまいました。瑶大も、残って、スペースをカバーしていれば良かったところで、前に出てしまいました。それで、相手がフリーな状況になりました。3失点目も、人数は足りていたと思いますけれど、そこを破られてしまいました。

後半への入り、そして、後半のほとんどの時間帯に対しては誇りを感じても良い、という話を選手たちにはしました。ただ、この試合の最後の5、6分を、試合の締め方の教訓として、しっかりと学ばないといけないと思います。

(対人の)1対1の場面では、命を懸けて闘わないといけないと思います。最悪の場合、相手にFKを与えながらでも止めないといけないと思います。より点を取って試合を決定付ける、そうでなければ、しっかりと決意を持って試合を締める、ということをしなければいけません。それと同時に、私自身が、戦術的に、これを避けるために何ができたか、というところも、しっかりと評価しながら見ていかないといけません。選手たちの闘いはたたえたいと思いますけれど、教訓はしっかりと持ち帰りたいと思います。

素晴らしいファン・サポーターの皆さんの前で素晴らしい攻撃を見せることができましたけれど、そこから守備への切り替えのところが、不十分だったかもしれません。試合前のインタビューでも、湘南はボールの扱いが非常にうまくて、チャンスメークをしながら点を取っているチームだと言いました。湘南にスペースを与えれば、彼らは得点能力が高いチームだと思います。そして最後の5、6分までは、相手にあまりスペースを与えない戦いができていたと思います。ありがとうございます。

Q:名古屋グランパス戦やジュビロ磐田戦と比べると、攻撃を仕掛けるときに全員で押し上げるというよりは前の選手が単発で仕掛けるところがあった。そうすると攻め急いで間延びしてしまうが、その点はどのように考えているか?
A:攻撃時の、戦術的な判断の部分はあると思います。もう少し焦れずにプレーしていれば良かった、という場面はあったと思います。もう1つは、最後の10分間に、疲れている選手が複数人いたという状況もありました。長い時間プレーし続けている選手であったり、逆に久しぶりの出場で疲れている選手たちもいました。それでも2失点目まではあまりスペースを与えないでプレーできていたと思います。そして、その失点が決定的でした。与えてはいけないスペースを、相手に与えてしまいました。新しい選手の組み合わせでプレーしている中で、少し詰め切れていなかったディテールとかが表れた試合だったと思いますけれど、それも自然な流れの一部だと思います。

Q:負けている湘南が勢いを持って攻めていく中で、レッズは、それに付き合うべきだったんだろうか。もう少し、試合のテンポを落として、相手が嫌がるゲームをする必要があったのでは?
A:相手が点をとらないといけない状況で、4-4-2のダイヤモンド型にフォーメーションを変えてきていましたので、我々は、落ち着いてプレーすべきだったと思います。4-4-2ダイヤモンドで使えるスペースというのも空いてきていました。より落ち着いてプレーすべきだったと思いますけれど、疲れている中で、判断を誤るというところも少なからずあったと思います。

Q:2対1になった段階で、グスタフソン選手をトップ下にポジションを変えた狙いは?
A:海渡をダブルボランチのところに戻すことによって、そこでバランスを取ってもらおうとしました。サミュエルには、よりフリーでプレーしてもらって、湘南のスペースを突いてもらおうとしました。



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J1第22節・湘南戦=監督コメント

私自身、戦術的に、これを避けるために何ができたか



《ペア・マティアス・ヘグモ監督》

前半は、悪くなかったと思います。少し、プレスの部分で苦しんでいたところはありました。我々が攻撃を仕掛けようとしたところからのカウンターで、そこまでバランスは崩れていなかったのですけれど、失点してしまいました。

ハーフタイムでは「バランス良く、落ち着いてボールを動かし続けよう、プレーしよう」という話をしました。後半は立ち上がりから、しっかりと支配しながら、チャンスを作ることができたと思います。そして、チアゴが素晴らしいゴールを2つ、決めてくれました。その後もチャンスを作り続け、3点目、4点目をとっていてもおかしくなかったと思います。そして、オフサイドの場面以外は、湘南も、ほぼチャンスを作ることができませんでした。

2対2になるゴールが決定的だったと思います。ロングボールからの球ぎわで負けてしまいました。瑶大も、残って、スペースをカバーしていれば良かったところで、前に出てしまいました。それで、相手がフリーな状況になりました。3失点目も、人数は足りていたと思いますけれど、そこを破られてしまいました。

後半への入り、そして、後半のほとんどの時間帯に対しては誇りを感じても良い、という話を選手たちにはしました。ただ、この試合の最後の5、6分を、試合の締め方の教訓として、しっかりと学ばないといけないと思います。

(対人の)1対1の場面では、命を懸けて闘わないといけないと思います。最悪の場合、相手にFKを与えながらでも止めないといけないと思います。より点を取って試合を決定付ける、そうでなければ、しっかりと決意を持って試合を締める、ということをしなければいけません。それと同時に、私自身が、戦術的に、これを避けるために何ができたか、というところも、しっかりと評価しながら見ていかないといけません。選手たちの闘いはたたえたいと思いますけれど、教訓はしっかりと持ち帰りたいと思います。

素晴らしいファン・サポーターの皆さんの前で素晴らしい攻撃を見せることができましたけれど、そこから守備への切り替えのところが、不十分だったかもしれません。試合前のインタビューでも、湘南はボールの扱いが非常にうまくて、チャンスメークをしながら点を取っているチームだと言いました。湘南にスペースを与えれば、彼らは得点能力が高いチームだと思います。そして最後の5、6分までは、相手にあまりスペースを与えない戦いができていたと思います。ありがとうございます。

Q:名古屋グランパス戦やジュビロ磐田戦と比べると、攻撃を仕掛けるときに全員で押し上げるというよりは前の選手が単発で仕掛けるところがあった。そうすると攻め急いで間延びしてしまうが、その点はどのように考えているか?
A:攻撃時の、戦術的な判断の部分はあると思います。もう少し焦れずにプレーしていれば良かった、という場面はあったと思います。もう1つは、最後の10分間に、疲れている選手が複数人いたという状況もありました。長い時間プレーし続けている選手であったり、逆に久しぶりの出場で疲れている選手たちもいました。それでも2失点目まではあまりスペースを与えないでプレーできていたと思います。そして、その失点が決定的でした。与えてはいけないスペースを、相手に与えてしまいました。新しい選手の組み合わせでプレーしている中で、少し詰め切れていなかったディテールとかが表れた試合だったと思いますけれど、それも自然な流れの一部だと思います。

Q:負けている湘南が勢いを持って攻めていく中で、レッズは、それに付き合うべきだったんだろうか。もう少し、試合のテンポを落として、相手が嫌がるゲームをする必要があったのでは?
A:相手が点をとらないといけない状況で、4-4-2のダイヤモンド型にフォーメーションを変えてきていましたので、我々は、落ち着いてプレーすべきだったと思います。4-4-2ダイヤモンドで使えるスペースというのも空いてきていました。より落ち着いてプレーすべきだったと思いますけれど、疲れている中で、判断を誤るというところも少なからずあったと思います。

Q:2対1になった段階で、グスタフソン選手をトップ下にポジションを変えた狙いは?
A:海渡をダブルボランチのところに戻すことによって、そこでバランスを取ってもらおうとしました。サミュエルには、よりフリーでプレーしてもらって、湘南のスペースを突いてもらおうとしました。



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