(石田達也)

明治安田生命J1リーグ第32節ガンバ大阪戦をあす16日(土)に控え、リカルド ロドリゲス監督が定例のオンライン会見を行った。

ACL出場権と2つのカップ戦タイトル獲得というチーム目標がある中、JリーグYBCルヴァンカップは準決勝でセレッソ大阪を相手に敗退。少なからずショックも大きいだろう。

リカルド ロドリゲス監督は「タイトルを逃したが、これからはACL出場権獲得に集中しよう」と選手たちに言葉をかけたという。

「もちろん、ルヴァンカップのタイトルも欲しかったが、セレッソ大阪に上回られた試合だった。相手は決勝戦のようなプレーをして、我々にはそれができなかった教訓がある。プラスアルファの部分が出せなかった」と悔しさをにじませた。

夏場から上り調子を継続したが、直近の3試合では勝てていない。当然のことながら目標達成のためにはチーム全員の力が必要だ。

主力には勝利に直結する働き、若手にはスタメンをあせられるような突き上げを期待したい。

リカルド ロドリゲス監督は「負ければ敗退する状況で、どのようなプレーをするのかを学ばないといけない。ヴィッセル神戸戦・川崎フロンターレ戦でも、若い選手が経験を積んでいるが、限界に近い力を出し切りプレーすること、これは将来への良い教訓になったと思う」と若手の台頭を願った。

その中で、あすのG大阪戦は、流れを引き戻すような内容と結果を手に入れたい。

リカルド ロドリゲス監督は「重要なのは浦和レッズの最も良いバージョンを取り戻すこと。いいメンタル状態でエネルギーを出し切る試合をしたい。FWパトリックのダイレクトプレーやクロス、セットプレーにも気を付けなければいけない。前節のリーグ戦でG大阪は大敗(対北海道コンサドーレ札幌、1−5)を喫している。自分たちの誇りを出してくると思うが、この試合に関しては、自信を感じているし前向きに捉えている」と胸を張った。

一つ気になるのは、神戸戦やC大阪戦でビルドアップを相手に狙われて奪われたことだ。MF小泉佳穂やMF江坂任を使ったピッチ中央からの持ち運びやパスについては相当な対策をされていた。これらに関して指揮官は「C大阪も分析してきたが、自分たちもビルドアップにバリエーションがあれば良かったと思う」と口にした。

同じポジションを取り続ければ自然発生的なプレーは生まれない。選手同士がポジションを変えながらプレーをすることが重要で、“全員でプレスをかけ、全員でコンビネーション”を生む作業を繰り返したい。

公式戦は残りわずか――。目標達成のために必要なことを指揮官は次のように言う。

「9月の姿を取り戻すことが重要。リーグ戦は上位との対戦も多くハードになる。天皇杯ではカップ戦独特のストレスを感じながらプレーすることになるが、その中でも自分たちのサッカーをしなければいけない。ルヴァンカップでも良いサッカーをしたが、ポジティブな部分を見て、それを残り試合で生かしたい。ACL出場権獲得を優先事項としている。そこへの道のりは2つ残っている」

「我々のサッカー」を貫き、目の前の試合で勝利をつかむ。浦和は天皇杯とリーグ戦にACL出場権獲得を懸ける。



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J1第32節・G大阪戦=監督会見

(石田達也)

明治安田生命J1リーグ第32節ガンバ大阪戦をあす16日(土)に控え、リカルド ロドリゲス監督が定例のオンライン会見を行った。

ACL出場権と2つのカップ戦タイトル獲得というチーム目標がある中、JリーグYBCルヴァンカップは準決勝でセレッソ大阪を相手に敗退。少なからずショックも大きいだろう。

リカルド ロドリゲス監督は「タイトルを逃したが、これからはACL出場権獲得に集中しよう」と選手たちに言葉をかけたという。

「もちろん、ルヴァンカップのタイトルも欲しかったが、セレッソ大阪に上回られた試合だった。相手は決勝戦のようなプレーをして、我々にはそれができなかった教訓がある。プラスアルファの部分が出せなかった」と悔しさをにじませた。

夏場から上り調子を継続したが、直近の3試合では勝てていない。当然のことながら目標達成のためにはチーム全員の力が必要だ。

主力には勝利に直結する働き、若手にはスタメンをあせられるような突き上げを期待したい。

リカルド ロドリゲス監督は「負ければ敗退する状況で、どのようなプレーをするのかを学ばないといけない。ヴィッセル神戸戦・川崎フロンターレ戦でも、若い選手が経験を積んでいるが、限界に近い力を出し切りプレーすること、これは将来への良い教訓になったと思う」と若手の台頭を願った。

その中で、あすのG大阪戦は、流れを引き戻すような内容と結果を手に入れたい。

リカルド ロドリゲス監督は「重要なのは浦和レッズの最も良いバージョンを取り戻すこと。いいメンタル状態でエネルギーを出し切る試合をしたい。FWパトリックのダイレクトプレーやクロス、セットプレーにも気を付けなければいけない。前節のリーグ戦でG大阪は大敗(対北海道コンサドーレ札幌、1−5)を喫している。自分たちの誇りを出してくると思うが、この試合に関しては、自信を感じているし前向きに捉えている」と胸を張った。

一つ気になるのは、神戸戦やC大阪戦でビルドアップを相手に狙われて奪われたことだ。MF小泉佳穂やMF江坂任を使ったピッチ中央からの持ち運びやパスについては相当な対策をされていた。これらに関して指揮官は「C大阪も分析してきたが、自分たちもビルドアップにバリエーションがあれば良かったと思う」と口にした。

同じポジションを取り続ければ自然発生的なプレーは生まれない。選手同士がポジションを変えながらプレーをすることが重要で、“全員でプレスをかけ、全員でコンビネーション”を生む作業を繰り返したい。

公式戦は残りわずか――。目標達成のために必要なことを指揮官は次のように言う。

「9月の姿を取り戻すことが重要。リーグ戦は上位との対戦も多くハードになる。天皇杯ではカップ戦独特のストレスを感じながらプレーすることになるが、その中でも自分たちのサッカーをしなければいけない。ルヴァンカップでも良いサッカーをしたが、ポジティブな部分を見て、それを残り試合で生かしたい。ACL出場権獲得を優先事項としている。そこへの道のりは2つ残っている」

「我々のサッカー」を貫き、目の前の試合で勝利をつかむ。浦和は天皇杯とリーグ戦にACL出場権獲得を懸ける。



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