(佐藤亮太)



いま浦和は真実の時間を迎えようとしている。第29節・C大阪とのホームゲームを明日に控え、浦和レッズは今日午後、リカルド・ロドリゲス監督の定例会見をオンラインで行った。

早いものでリーグ戦は残り10試合。競馬に例えるなら最終コーナーにさしかかった。順位表を見ると浦和は勝点「48」の6位。3位に入れば来季ACL出場をプレーオフ枠から戦うことになるが、3位・鳥栖とは勝点2差としている。

ちなみに5位は同じ勝点で神戸。4位は鳥栖と同勝点の名古屋がいる。また7位には勝点1差で鹿島がいる。残り10試合のカードを見ると、神戸、川崎、鹿島、横浜FM、名古屋との対戦を残しており、なかなかひりつく終盤戦をいま迎えようとしている。

現状についてロドリゲス監督は「より高い順位にはいたかったが悪くはない。ACL出場権を得られる位置におり、またルヴァンカップ、天皇杯を狙える位置にもいる」と話し、目標達成あるいは目標に近づくためには、「高いパフォーマンスを発揮し続けることに集中したい」、「とりこぼしてもいい余裕はない」、「どの試合も決勝戦のように」、「連勝しなければならない」と指摘するなど、指揮官の本気度がにじみ出ていた。

会見の中で出た言葉に思わず、強く反応してしまった。

「これからは真実の時間だと思う」という言葉。

これはなにを意味しているのか?

「結果を残せるかどうか、真実の姿を見せられるかどうかという意味でその言葉を使った」と話した。

「チームは来季のACL出場とともにルヴァンカップ、天皇杯ではタイトルを獲るという目標がいま残っている。この3つの目標に向かい戦っていきたい」

「9カ月ここまで頑張ってきたものを形にしないといけない。1年間やってきた中で目標に近づき、形にしたい」

つまりこれまでやってきたことの正しさを証明する、いわば総決算の時期を迎える。そうとらえることができる。

真実の時間を迎える、その初戦はC大阪戦。前回対戦は第10節。監督の言葉を借りれば、前半は内容が良く、後半は五分五分。しかし66分にCKから失点。引き分けにできた試合だった。そのC大阪はレヴィー・クルピ監督から内部昇格で小菊昭雄監督が就任した。

指揮官は「ラインの間が狭く、コンパクトな守備ができている」と変化を語るとともに、C大阪が一昨日にホームでACLラウンド16を戦ったことから「こちらのアドバンテージを生かしたい」と話した。

あすは実に3カ月ぶりの埼スタでの試合となる。台風の進路と影響が心配される中、いよいよ総決算に入る。



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試合レポート|J1第29節・C大阪戦=監督会見|レッズプレス!!

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J1第29節・C大阪戦=監督会見

(佐藤亮太)



いま浦和は真実の時間を迎えようとしている。第29節・C大阪とのホームゲームを明日に控え、浦和レッズは今日午後、リカルド・ロドリゲス監督の定例会見をオンラインで行った。

早いものでリーグ戦は残り10試合。競馬に例えるなら最終コーナーにさしかかった。順位表を見ると浦和は勝点「48」の6位。3位に入れば来季ACL出場をプレーオフ枠から戦うことになるが、3位・鳥栖とは勝点2差としている。

ちなみに5位は同じ勝点で神戸。4位は鳥栖と同勝点の名古屋がいる。また7位には勝点1差で鹿島がいる。残り10試合のカードを見ると、神戸、川崎、鹿島、横浜FM、名古屋との対戦を残しており、なかなかひりつく終盤戦をいま迎えようとしている。

現状についてロドリゲス監督は「より高い順位にはいたかったが悪くはない。ACL出場権を得られる位置におり、またルヴァンカップ、天皇杯を狙える位置にもいる」と話し、目標達成あるいは目標に近づくためには、「高いパフォーマンスを発揮し続けることに集中したい」、「とりこぼしてもいい余裕はない」、「どの試合も決勝戦のように」、「連勝しなければならない」と指摘するなど、指揮官の本気度がにじみ出ていた。

会見の中で出た言葉に思わず、強く反応してしまった。

「これからは真実の時間だと思う」という言葉。

これはなにを意味しているのか?

「結果を残せるかどうか、真実の姿を見せられるかどうかという意味でその言葉を使った」と話した。

「チームは来季のACL出場とともにルヴァンカップ、天皇杯ではタイトルを獲るという目標がいま残っている。この3つの目標に向かい戦っていきたい」

「9カ月ここまで頑張ってきたものを形にしないといけない。1年間やってきた中で目標に近づき、形にしたい」

つまりこれまでやってきたことの正しさを証明する、いわば総決算の時期を迎える。そうとらえることができる。

真実の時間を迎える、その初戦はC大阪戦。前回対戦は第10節。監督の言葉を借りれば、前半は内容が良く、後半は五分五分。しかし66分にCKから失点。引き分けにできた試合だった。そのC大阪はレヴィー・クルピ監督から内部昇格で小菊昭雄監督が就任した。

指揮官は「ラインの間が狭く、コンパクトな守備ができている」と変化を語るとともに、C大阪が一昨日にホームでACLラウンド16を戦ったことから「こちらのアドバンテージを生かしたい」と話した。

あすは実に3カ月ぶりの埼スタでの試合となる。台風の進路と影響が心配される中、いよいよ総決算に入る。



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