（湘南戦に向けて、浦和はどういったサッカーを表現したいか？）表現する前に、まずは勝たなくてはならない。以前にも申し上げたが、名古屋は良いチームであり、ACLのブリーラム戦の疲労を引きずっていた。いまはフレッシュな状態であり、名古屋戦よりもパフォーマンスは上がっている。

湘南は名古屋とまったく特徴が違うチーム。コンパクトでアグレッシブで組織的なチーム。昨年ルヴァンカップを優勝したのは偶然ではない。また、湘南のチョウ・キジェ監督は7年間チームを率いている。我々には難しいゲームが待っている。

また、湘南はバランスの取れたチーム。枚数を多く仕掛けて帰陣も速い。だから湘南の失点は少ない。そこが湘南のストロングポイントだ。

（通常、試合2日前はセットプレーの確認を行いますが、昨日はいつもと違うミニゲームを行いました。その意図は？）修正点、あるいは新たに試すことがあったので、昨日のトレーニングメニューとなった。今日は攻撃、守備、それぞれのセットプレーを両方行った。1週間フルで出来れば、2日に分けてセットプレーの練習ができるが、試合が金曜日でトレーニングの時間が少ないので、このようなメニューとなった。

（昨日の練習ではいつもと違う布陣を試していました。ファブリシオ選手が加入したときの布陣でしたが）ファブリシオが戻れば、その形ができる。ファブリシオが入ったことで前線でキープできて、得点もできて、私が思う良い形のひとつだ。

（湘南戦、ACLの北京国安戦と重要な試合が続く。ターンオーバーは行うのか？）連戦による蓄積がある。フレッシュな選手が出られるかどうかは、出ている選手が回復しているかどうかで決まる。また、この2試合はいずれもホームゲームで、移動がないのがポイント。移動で失う時間はない。ケアに長く時間が取れる。

（先発が見込まれる岩武克弥選手について）昨年、練習参加したときから良い姿を見せている。岩武はサイドバック、ウイングバックとしっかり役割を果たしている。彼の進化を見守っている。試合に出るのは時間の問題だ。

試合では練習での姿を見せてくれればいい。攻守にアグレッシブなプレーを見せて欲しい。橋岡のような試合を通じて上下にアップダウンを繰り返すような、若さあふれるエネルギーがある。それができればよいと思う。