この連戦で、ここまで持ちこたえられる選手が多いことは私には良いサプライズとなった

《オリヴェイラ監督》

(北京から戻り、セレッソ大阪戦を迎えますが、選手の表情、コンディションなどはいかがですか?5連戦の最後の試合になりますが、メンバー選考の基準は?)非常に良い。集中して良いトレーニングができている。厳しい日程の道のりをチームは歩んでいる。沖縄合宿のときから、今回の日程について「非常に難しい時期になる」と選手に伝えてある。

この連戦はかなり厳しいものになるが、ここまで持ちこたえられる選手が多いことは私には良いサプライズとなった。シーズン前にしっかりトレーニングしたからこそ戦えている。消耗している選手はいるが、大きなケガなく、ここまで戦っている。

試合と試合の間の時間では、選手の回復状態、測定結果を踏まえて、メンバーを考えたい。

(C大阪戦に向けて気を付けるべき点は?)ロティーナ監督が昨季指揮した東京Vと昨年天皇杯で対戦した。非常に難しい試合だった。ロティーナ監督は良い仕事をヴェルディで出来たと思う。今季のC大阪には新しく加入した選手がおり、チーム内の競争が高まっており、チーム自体に競争力がついた。またC大阪は伝統的にホームで激しく戦うチームだ。

(杉本健勇選手が古巣相手に活躍することを期待しますが)杉本は2試合先発から外れたが、北京戦では良い試合の入り方をした。私は古巣だからと言って、それをモチベーションとして杉本を起用したくない。彼がピッチに立つのなら、それは北京戦で良い試合の入り方をして、良いトレーニングをしているからだ。前線でキープできないところで、早い段階でボールを失うことで前線にボールが届かず、キープもできない。その状況で彼は良い形で試合に入った。彼がピッチに入ったことで少し流れが良くなり、3つの決定機が生まれた。なので、彼がC大阪戦に出る場合は古巣だからではない。それは彼が力を見せたからだ。

(現状、浦和は点を取られないチームではあるが、たくさん点を取れるチームではないと思います)まったくその通り。これまで守備のトレーニングを多くやってきたため、失点が少ないチームになった。守備の選手が良いプレーをしてくれるおかげだ。それは最終ラインの選手でなく、一番初めの守備、つまり興梠慎三も前線からの守備ができている。つまり守備は組織プレーだ。

一方の攻撃を見ると、おっしゃる通り得点は少ない。これは昨年、私が来た時の状況と似ている。つまり興梠が前線で孤立している。試合を支配しながら、フィニッシュまでいかない試合があった。興梠にボールが入った時にサポートが少なく、フィニッシュまで行く力強さが足りない。その点が似ている。

昨年12月9日、天皇杯決勝から武藤雄樹は復帰できていない。ファブリシオはそれよりも以前から出ていない。杉本はいまチームにフィットしようとしている。アンドリューは合宿で一緒に過ごせず、コンディションが足りず、苦しんでいる部分がある。汰木は良い形で試合に入ったが、今後のための準備段階にいる選手。このまま仕事を続ければ、武藤、ファブリシオ、杉本、汰木、アンドリューが興梠と良いコンビネーションを作り上げられる。それだけでなく彼ら同士の連携というオプションも生まれる。

(今日は北京戦の先発組以外での練習でしたが、非常に面白かったです。メンバーの選考もかなり悩むでは?)練習は全体のものをデザインするが、エリア別、選手個別に見ていくものもある。例えば、森脇やマルティノス、荻原も鈴木も良いトレーニングをしていた。どんどん彼らが絡んでいくことを目標に練習している。

(相当、悩まれるのでは?)これは良い悩みだ。足りないより余ったほうが良い。食べ物がないことよりもお腹いっぱいのほうが良い(笑)。

(C大阪のロティーナ監督はかなり相手を分析する監督だが)まずは落ち着いて対応しなければならない。また、こちらも相手のスタイルを分析し、長所、短所を突いていきたい。

例えば、ポゼッションが得意なチームには技術が高い選手が揃っている。セレッソにはそうした選手がそろっている。ロティーナ監督がやりたいサッカーに合う選手がいると思う。シーズンが始まったばかりなので、そのスタイルが勝利にまだ結びついていないかもしれないが、こちらもしっかり予防策を練らなくてはいけない。

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試合レポート|J1第4節・セレッソ大阪戦=定例会見|レッズプレス!!

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J1第4節・セレッソ大阪戦=定例会見

この連戦で、ここまで持ちこたえられる選手が多いことは私には良いサプライズとなった

《オリヴェイラ監督》

(北京から戻り、セレッソ大阪戦を迎えますが、選手の表情、コンディションなどはいかがですか?5連戦の最後の試合になりますが、メンバー選考の基準は?)非常に良い。集中して良いトレーニングができている。厳しい日程の道のりをチームは歩んでいる。沖縄合宿のときから、今回の日程について「非常に難しい時期になる」と選手に伝えてある。

この連戦はかなり厳しいものになるが、ここまで持ちこたえられる選手が多いことは私には良いサプライズとなった。シーズン前にしっかりトレーニングしたからこそ戦えている。消耗している選手はいるが、大きなケガなく、ここまで戦っている。

試合と試合の間の時間では、選手の回復状態、測定結果を踏まえて、メンバーを考えたい。

(C大阪戦に向けて気を付けるべき点は?)ロティーナ監督が昨季指揮した東京Vと昨年天皇杯で対戦した。非常に難しい試合だった。ロティーナ監督は良い仕事をヴェルディで出来たと思う。今季のC大阪には新しく加入した選手がおり、チーム内の競争が高まっており、チーム自体に競争力がついた。またC大阪は伝統的にホームで激しく戦うチームだ。

(杉本健勇選手が古巣相手に活躍することを期待しますが)杉本は2試合先発から外れたが、北京戦では良い試合の入り方をした。私は古巣だからと言って、それをモチベーションとして杉本を起用したくない。彼がピッチに立つのなら、それは北京戦で良い試合の入り方をして、良いトレーニングをしているからだ。前線でキープできないところで、早い段階でボールを失うことで前線にボールが届かず、キープもできない。その状況で彼は良い形で試合に入った。彼がピッチに入ったことで少し流れが良くなり、3つの決定機が生まれた。なので、彼がC大阪戦に出る場合は古巣だからではない。それは彼が力を見せたからだ。

(現状、浦和は点を取られないチームではあるが、たくさん点を取れるチームではないと思います)まったくその通り。これまで守備のトレーニングを多くやってきたため、失点が少ないチームになった。守備の選手が良いプレーをしてくれるおかげだ。それは最終ラインの選手でなく、一番初めの守備、つまり興梠慎三も前線からの守備ができている。つまり守備は組織プレーだ。

一方の攻撃を見ると、おっしゃる通り得点は少ない。これは昨年、私が来た時の状況と似ている。つまり興梠が前線で孤立している。試合を支配しながら、フィニッシュまでいかない試合があった。興梠にボールが入った時にサポートが少なく、フィニッシュまで行く力強さが足りない。その点が似ている。

昨年12月9日、天皇杯決勝から武藤雄樹は復帰できていない。ファブリシオはそれよりも以前から出ていない。杉本はいまチームにフィットしようとしている。アンドリューは合宿で一緒に過ごせず、コンディションが足りず、苦しんでいる部分がある。汰木は良い形で試合に入ったが、今後のための準備段階にいる選手。このまま仕事を続ければ、武藤、ファブリシオ、杉本、汰木、アンドリューが興梠と良いコンビネーションを作り上げられる。それだけでなく彼ら同士の連携というオプションも生まれる。

(今日は北京戦の先発組以外での練習でしたが、非常に面白かったです。メンバーの選考もかなり悩むでは?)練習は全体のものをデザインするが、エリア別、選手個別に見ていくものもある。例えば、森脇やマルティノス、荻原も鈴木も良いトレーニングをしていた。どんどん彼らが絡んでいくことを目標に練習している。

(相当、悩まれるのでは?)これは良い悩みだ。足りないより余ったほうが良い。食べ物がないことよりもお腹いっぱいのほうが良い(笑)。

(C大阪のロティーナ監督はかなり相手を分析する監督だが)まずは落ち着いて対応しなければならない。また、こちらも相手のスタイルを分析し、長所、短所を突いていきたい。

例えば、ポゼッションが得意なチームには技術が高い選手が揃っている。セレッソにはそうした選手がそろっている。ロティーナ監督がやりたいサッカーに合う選手がいると思う。シーズンが始まったばかりなので、そのスタイルが勝利にまだ結びついていないかもしれないが、こちらもしっかり予防策を練らなくてはいけない。

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