試合レポート｜ACLグループステージMD1・WSW戦=監督コメント｜レッズプレス!!

ACLグループステージMD1・WSW戦=監督コメント

《ミハイロペトロヴィッチ監督》
(前半はチャンスを作りながらもゴールを決められなかったが、後半は4得点。ハーフタイムの指示や何か変えたことはあったのか?)おっしゃられた通り、前半は主導権を握る中でチャンスはあったが、得点に結び付かない展開だった。特にサイドからの攻撃は回数多くできていたと思うし、決定機になりそうなシーンはそれ以外にもあったと思うが、ラストパスやシュートの精度が欠けていたと思う。

主導権を握りながらも0-0というのは、われわれにとって油断ならない展開だった。相手も非常に強いチームだし、後半はどうなるか分からない中で、われわれは何とか先制点を取ることができた。先制点を取ることによって相手は攻撃的に出て来なければいけない。そのことによって、われわれがボールを奪ってから攻められるスペースができた。その中で2点目、3点目、4点目と追加点を取ることができた。

スコアだけを最後に見れば、われわれが余裕で勝利を収めたようだが、余裕のあるゲームではなかったし、非常に緊張感があるゲームだったと思う。ただ、最終的に試合全体を見渡せば、われわれのチームが勝利に値するゲームができていたと言っていいだろう。

(先発メンバーが前回の「シドニーダービー」と6人も入れ替わっていたウェスタンシドニーワンダラーズに対してどう思ったか?)私は世界中の主要国のリーグを常に見ているが、あれほど素晴らしいダービーはなかなか見られるものではないと思っている。イタリアなら「ローマダービー」や「ミラノダービー」に匹敵するぐらいの素晴らしいダービーマッチだったと思う。これがオーストラリアのリーグだと知らなければプレミアリーグだと思うぐらい、素晴らしいゲームをシドニーFCとWSWは戦っていたと思う。

相手の監督のポポヴィッチさんは素晴らしい監督だと思っている。その監督が、きょうのゲームで6人の先発メンバーを代えてきたというのは、何かしら理由があるのだろうと思っている。ケガ人がいるのか、ダービーによって疲労しているのか、何かしらの理由があると思っている。ただ、チーム内のことは私側では分からないので、その質問はポポヴィッチさんに聞いた方がいいと思う。

WSWとポポヴィッチさんは、私自身シンパシーを持てる素晴らしい監督さんであり、クラブだと思う。きょうは不運だったと思うが、次の試合でWSWが良い内容のゲームと良い結果を出せることを心から願っている。私は、すごくオーストラリアが好きだ(笑)。

（サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』菊地正典）

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