《ミハイロ ペトロヴィッチ監督》
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は各国の代表が参加するということで、どのチームも強い。先週末の「シドニーダービー」を映像で見たが、非常に素晴らしいゲームだったと思うし、ウェスタン シドニー ワンダラーズ(WSW)は非常に素晴らしい戦いを見せた。チーム状況がいかに良いかを表していたゲームだったと思う。あすは、われわれにとって非常に難しいゲームになるだろう。

あすの相手は非常に強い相手であり、われわれにとっては決して簡単ではない試合になると思うが、われわれもただオーストラリアに来たわけではない。良いゲームをして勝利をつかみ取るためにここに来た。強い意志を持って、あすのゲームに臨みたい。


――監督に質問。中2日の日程で試合になるが、どんなコンディションか。阿部勇樹選手へ。今年のACLの初戦にどんな意気込みで戦うか?

監督:先に阿部選手が答えましょう。

阿部:ACLの初戦ということで、初戦の重みというか、重要度は高いと思う。監督も言っていたけど、1戦目の結果次第でグループステージの結果につながっていく。そういった大事な一戦だと思うので、全てをぶつけて戦いたいと思う。もちろん試合が詰まっているのは分かっているけど、それは幸せなことだと思う。そこを戦っていくことによって、さらにたくましくなって、その先のステージ突破に向けての第1戦になるような結果を出したいと思う。

司会が進めてしまい、ペトロヴィッチ監督の回答なし。

――昨年はシドニーFCと対戦したが、WSWとどちらが強いチームだと思うか?

監督:Aリーグの結果を見ると、シドニーFCとWSWは大きな差があるだろう(シドニーFCが首位、WSWは6位)。ただ、先週の「シドニーダービー」を見る限り、両チームとも非常に強いチームだと思ったし、リーグ戦でのあれだけのポイント差があるチーム同士の戦いとはとても思えなかった。

特にWSWに関しては、非常に素晴らしい内容の試合を見せたと思う。私はオーストラリアの国内リーグで、あれだけの試合が見られるとは正直、思っていなかった。オーストラリアのリーグの試合だと知らなければ、プレミアリーグの試合ではないかと思うぐらいのハードでテンポの速いサッカーを両チームとも展開していた。


――監督と阿部選手へ。FUJI XEROX SUPER CUPの鹿島アントラーズ戦を経て意識したいこと、修正したいことは?

監督:じゃあ、阿部選手から。

阿部:僕らがやってきたサッカーというのは、この間の前半のように、止まったままでは成り立たない。後ろから運んだり、動きがある中で人もボールも一緒に(動く)ということをやらないと、自分たちのやりたいサッカーはできない。それができない場合は難しいゲームになるということを、あらためてこの間の試合で思ったので、そこを改善していくのもそうだし、今までやってきたことプラス、精度も含めて、より上を目指していくために意識も変えていかなきゃいけないと思う。規律も含めて。

そういうことを意識して昨季も戦ってきたし、さらに上に行くために去年よりも全てをもっと上に上げていけるようにしていかないといけないと思った。それをやっていくことで、「浦和レッズのサッカーとはこうだ」と。よく「それは何だ」とか言われたり、ほかのチームについて「伝統」とか言われたりしたので、それがレッズの伝統に今後なっていくために頑張っていきたい。


監督:私が言いたいことは全て阿部選手が言ったので、私が言うことはない。2、3年後には阿部選手にここのポジション(監督が座る席)に座ってもらおう(笑)。

――監督へ。チームのコンディションは? 鹿島戦からメンバーは何人か入れ替えるつもりか。

監督:疲労に関しては、私は選手には聞かない。われわれはプロのチームであり、シーズンは先週の鹿島戦から始まったばかりです。シーズン中にも連戦はあり、長い移動も常にあります。シーズンが始まる前に5〜6週間の準備をしてきたのですから、始まったばかりの連戦をプロの選手として当然のように受け止めて、その中でやっていかなければなりません。もし、あすの試合で、鹿島戦から選手を入れ替えるなら、それは疲労というよりは戦術的な意味合いでの理由になります。

(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』菊地正典)

[記事リンク]2017年シーズン浦和レッズ試合情報まとめ
[記事リンク]2016年シーズン浦和レッズ試合情報まとめ
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ACLグループステージMD1・WSW戦=前日会見

《ミハイロ ペトロヴィッチ監督》
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は各国の代表が参加するということで、どのチームも強い。先週末の「シドニーダービー」を映像で見たが、非常に素晴らしいゲームだったと思うし、ウェスタン シドニー ワンダラーズ(WSW)は非常に素晴らしい戦いを見せた。チーム状況がいかに良いかを表していたゲームだったと思う。あすは、われわれにとって非常に難しいゲームになるだろう。

あすの相手は非常に強い相手であり、われわれにとっては決して簡単ではない試合になると思うが、われわれもただオーストラリアに来たわけではない。良いゲームをして勝利をつかみ取るためにここに来た。強い意志を持って、あすのゲームに臨みたい。


――監督に質問。中2日の日程で試合になるが、どんなコンディションか。阿部勇樹選手へ。今年のACLの初戦にどんな意気込みで戦うか?

監督:先に阿部選手が答えましょう。

阿部:ACLの初戦ということで、初戦の重みというか、重要度は高いと思う。監督も言っていたけど、1戦目の結果次第でグループステージの結果につながっていく。そういった大事な一戦だと思うので、全てをぶつけて戦いたいと思う。もちろん試合が詰まっているのは分かっているけど、それは幸せなことだと思う。そこを戦っていくことによって、さらにたくましくなって、その先のステージ突破に向けての第1戦になるような結果を出したいと思う。

司会が進めてしまい、ペトロヴィッチ監督の回答なし。

――昨年はシドニーFCと対戦したが、WSWとどちらが強いチームだと思うか?

監督:Aリーグの結果を見ると、シドニーFCとWSWは大きな差があるだろう(シドニーFCが首位、WSWは6位)。ただ、先週の「シドニーダービー」を見る限り、両チームとも非常に強いチームだと思ったし、リーグ戦でのあれだけのポイント差があるチーム同士の戦いとはとても思えなかった。

特にWSWに関しては、非常に素晴らしい内容の試合を見せたと思う。私はオーストラリアの国内リーグで、あれだけの試合が見られるとは正直、思っていなかった。オーストラリアのリーグの試合だと知らなければ、プレミアリーグの試合ではないかと思うぐらいのハードでテンポの速いサッカーを両チームとも展開していた。


――監督と阿部選手へ。FUJI XEROX SUPER CUPの鹿島アントラーズ戦を経て意識したいこと、修正したいことは?

監督:じゃあ、阿部選手から。

阿部:僕らがやってきたサッカーというのは、この間の前半のように、止まったままでは成り立たない。後ろから運んだり、動きがある中で人もボールも一緒に(動く)ということをやらないと、自分たちのやりたいサッカーはできない。それができない場合は難しいゲームになるということを、あらためてこの間の試合で思ったので、そこを改善していくのもそうだし、今までやってきたことプラス、精度も含めて、より上を目指していくために意識も変えていかなきゃいけないと思う。規律も含めて。

そういうことを意識して昨季も戦ってきたし、さらに上に行くために去年よりも全てをもっと上に上げていけるようにしていかないといけないと思った。それをやっていくことで、「浦和レッズのサッカーとはこうだ」と。よく「それは何だ」とか言われたり、ほかのチームについて「伝統」とか言われたりしたので、それがレッズの伝統に今後なっていくために頑張っていきたい。


監督:私が言いたいことは全て阿部選手が言ったので、私が言うことはない。2、3年後には阿部選手にここのポジション(監督が座る席)に座ってもらおう(笑)。

――監督へ。チームのコンディションは? 鹿島戦からメンバーは何人か入れ替えるつもりか。

監督:疲労に関しては、私は選手には聞かない。われわれはプロのチームであり、シーズンは先週の鹿島戦から始まったばかりです。シーズン中にも連戦はあり、長い移動も常にあります。シーズンが始まる前に5〜6週間の準備をしてきたのですから、始まったばかりの連戦をプロの選手として当然のように受け止めて、その中でやっていかなければなりません。もし、あすの試合で、鹿島戦から選手を入れ替えるなら、それは疲労というよりは戦術的な意味合いでの理由になります。

(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』菊地正典)

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